既報通りボルシア・ドルトムントは、エムレ・ジャンの獲得へと成功した。ドイツ代表として25試合に出場した経験をもつ守備のオールラウンダーは、2009年から2013年にかけてバイエルン・ミュンヘンに在籍し、2013/14シーズンではレヴァークーゼンにて33試合プレー。

 これにより5年半ぶりにブンデスリーガへと復帰することになるが、ひとまず今回はユベントスより、半年間のレンタルにて加入。ただkickerでは既にお伝えしている通り、ドルトムント側には買取オプションが付随しており、その金額は2500万ユーロとみられるところ。さらにもう1つの障害となっていた高額なサラリーについても、ジャンは大幅な減額に応じたようだ。

 ミヒャエル・ツォルクSDは「エムレ・ジャンはDFからCMFまで、あらゆるポジションでプレー可能なドイツ代表選手。テクニック、そしてフィジカルに長けており、何より勝利へのあくなき執念を持ち合わせた選手だ」と評価。

 一方で今季はサッリ監督の下、ユベントスで苦しいシーズンを過ごしてきたジャンは「全力を尽くす。このクラブとのシンパシーを感じているし、ファンの前でプレーする時が待ちきれない。ここのファンのことはは世界中で知られている」と語った。