サラゴサ戦でゴールを決めたヴィニシウス photo/Getty Images

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現地時間29日に行われたスペイン国王杯回戦でレアル・サラゴサと対戦したレアル・マドリード。結果は4得点を奪った上での完封勝利と、順当ながらも満足のできる結果となった。

そんなレアルの中でも、調子の良さを感じられたのがFWヴィニシウス・ジュニオールだ。昨季ブレイクを果たしたこの19歳は、先制点の場面でMFトニ・クロースが供給したグラウンダーのクロスを華麗にスルーしDFラファエル・ヴァランの得点を演出。また、72分にはMFハメス・ロドリゲスとの連携から抜け出し鮮やかなアウトサイドキックのループシュートで3点目を奪ってみせた。

今季はFWロドリゴ・ゴエスの台頭もあって出場機会を減らしていたヴィニシウスだが、この試合では全体的に余裕を持ってプレイできていた印象だ。これを継続できれば定位置を再奪取する日も近いか。それだけこの19歳のパフォーマンスは今後に期待ができるものだった。

しかし、DFダニエル・カルバハルはヴィニシウスに関してこれだけで驚くことなかれと主張する。同選手はこの19歳がもっと上のレベルに行ける選手だと考えているようだ。試合後、カルバハルが次のように語ったことをスペイン『MARCA』が伝えている。

「ヴィニシウスのことは毎日見ているんだ。だから今後、彼は今日の試合よりもさらに多くのことをやってくれるはずだ。自信たっぷりだしね。彼はこれからも大量にゴールを奪い続けることができるはずだと僕は思っているよ」

1試合好パフォーマンスを披露しただけで騒ぐのはまだ早い。カルバハルはヴィニシウスの能力を大いに買っている様子だ。はたして、今後この若きブラジル人は先輩が寄せる期待に応えることができるのだろうか。鮮烈なデビューから1年の時間が経過した今、新たな“ヴィニシウス劇場”の幕開けといきたいところだ。

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