広東省広州市の駅にて、人々はほぼマスクを着用(画像は『南方网 2020年1月24日付「口罩每天产800万只,厂商疯狂加班生产」(南方周末记者翁洹/图)』のスクリーンショット)

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新型コロナウイルス(2019-nCoV)が猛威をふるう中、春節の大型連休を日本で過ごす中国人観光客の中にはマスクを爆買いする人もいる。中国では既に量販店などでマスクの売り切れが続出しているが、ある中国人男性はマスクの代わりに生理用ナプキンを使用していた。『Daily Star』『Tribunnews.com』などが伝えている。

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SNSで拡散している動画は、中国語を話す男性が生理用ナプキンで自分の鼻と口を覆っているものだ。『Daily Star』では男性を中国の武漢市民と伝えており、投稿された動画には次のように記されていた。

「武漢市では小売業者が限られていることから、住民はウイルス感染から身を守るためのマスクを手に入れることができません。そのためこの男性は、自分を守るためにマスクの代わりに奇妙なものを使っています。」

『新闻中心-腾讯网』によると、男性は自宅でテレビを見ながら、撮影者である義理の娘に「マスクの代用として生理用ナプキンを使った」と話したそうだ。

男性は「空気中には細菌がいっぱいいるから」と言いながら、鼻のあたりでナプキンを軽く押さえ、外部の空気が入らないようにしている。

この動画を見た人々からは、次のような意見があがった。

「男性の絶対に感染したくないという気持ちが伝わるよ。」
「彼の状況からして、その場所が絶望的だというのが分かる。」
「それって本当にウイルスを防ぐことができるの?」

一部のユーザーからは男性の予想外の発想に笑う者もいたが、中国ではマスクが足りず、『New York Post』では今月24日の時点で中国とオーストラリアで深刻なマスク不足が起きていることを伝えている。

オーストラリアでは森林火災による空気汚染に加え、新型コロナウイルスから身を守るためにマスクの購入者が殺到しているが、中国国内ではウイルスから身を守るために薬局などでマスクを求める人が押し寄せたという。

この事態を受けて今月25日、日本の民間からマスク500箱(100万枚)を武漢市に寄付し、一部の中国国民から日本に対して感謝の声がSNS上で見受けられた。

画像は『南方网 2020年1月24日付「口罩每天产800万只,厂商疯狂加班生产」(南方周末记者翁洹/图)』『九份茶舍 2020年1月23日付Facebook「口罩買唔到唔緊要,仲有好多唔同嘅選擇㗎」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)