アメリカ裏社会の闇と事件の真相が浮き彫りに、Netflix映画『アイリッシュマン』予告編
マーティン・スコセッシが監督を務めるNetflix映画『アイリッシュマン』の予告編が公開された。
巨匠マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ出演のNetflix映画『アイリッシュマン』。全米トラック運転組合のリーダー:ジミー・ホッファ(アル・パチーノ)の不審な失踪と殺人事件。その容疑は、彼の右腕で友人の凄腕のヒットマンであり、伝説的な裏社会のボス:ラッセル・ブファリーノ(ジョー・ペシ)に仕えていたフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)にかけられることに。アメリカ最大の未解決事件といわれる本事件をきっかけに、犯罪組織の抗争、主導権争い、政権とのつながり、JFK暗殺事件への関与まで、シーランを通じてアメリカ裏社会の闇と事件の真相が浮き彫りになっていく。
予告編は、シーラン(ロバート・デ・ニーロ)の回想視点で描かれ、スコセッシが「物語は1949年から2000年にかけて描かれ、継続的に時間を行き来するんだ。冒頭に、82才の男性が結婚式に向かうロードトリップについて話をしている1975年のシーンから始まって、その後、50年代、60年代、70年代に遡り、また現在に戻るんだよ」と語っているように、半世紀にわたる男たちの物語が壮大なスケールと圧巻のクオリティで綴られていることを感じさせる。
スコセッシはシーランについて「シーランは第2次世界大戦の退役軍人で、連続411日間に及ぶような過酷な戦闘を経験していたんだ。何度も死にそうになった経験の後、何のために生きるのか分からない世界に戻ることになる。そこで家族のために頑張らなくてはないはずなのだが、彼には教育もなければチャンスもなく、人生がうまくいく兆しがなかった。その時、彼は、“彼を必要とする人々”と思いがけず出会うことになるんだ」と彼が抱える背景と人間関係について語っている。
シーランを演じたデ・ニーロは 「台本読みをした時にとても高揚したんだ。私は人間味がある話が好きなんだよ。この物語は、思っていたよりもとても人間味があるんだ」と、裏社会の無法者たちの生き様を描きつつも、それぞれの人物の深いドラマにフォーカスしていると明かしている。
Netflixオリジナル映画『アイリッシュマン』は11月27日(水)より配信スタート
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