1年ぶりの再戦! 日本代表対ベネズエラ代表について知っておきたい7つのこと
日本代表は19日、キリンチャレンジカップ2019でベネズエラ代表と対戦する。戦いの舞台となるのは、大阪のパナソニックスタジアム吹田。チケットはすでに完売となっており、満員のスタジアムで白熱したバトルが繰り広げられることだろう。
最新のFIFAランキングで、日本は28位、ベネズエラは26位と非常に近い立場にある両チーム。果たして、どちらに軍配が上がるのか。ここでは、試合前に知っておきたい7つの情報を紹介する。
■1年ぶりの再戦
日本とベネズエラは、ちょうど1年前に対戦したばかり。両者は、2018年11月16日に大分で行われたキリンチャレンジカップ2018で激突。日本は前半終盤にDF酒井宏樹の代表初ゴールで先制したが、81分にPKを献上し、1−1のドローで試合を終えた。“森保ジャパン”の初陣からの連勝が「3」でストップした試合としても記憶されている。
■日本は負けなし
昨年のゲームを含めて、両国が対戦するのは5度目のこと。すべて日本開催のキリンチャレンジカップが舞台となってきた。実は過去4戦のスコアはすべてイーブン(2010年:0−0、2012年:1−1、2014年:2−2、2018年:1−1)。しかし2014年の対戦では、ベネズエラが出場停止の選手を起用していたことが後日判明。FIFAの裁定によって、日本が3−0で勝利したこととなった。そのため公式記録上では日本の1勝3分けとなるが、実際には過去4試合連続ドローとなっており、今回こそ白黒をつけることができるのか注目される。
■半数以上が前回来日メンバー
1年ぶりのリターンマッチということもあり、ベネズエラ代表の顔ぶれはそれほど変わっていない。今回の来日メンバー24名のうち13名は、昨年の日本戦を経験した選手たち。1年前の対戦でPKを決めたMFトマス・リンコン(トリノ)やMFヤンヘル・エレーラ(グラナダ)、さらにエースFWのサロモン・ロンドン(大連一方)といった主力選手たちが順当に名を連ねている。一方、日本はMF中島翔哉(ポルト)やMF柴崎岳(デポルティーボ)ら、7名が1年前のベネズエラ戦を経験している。今回は4選手が初招集となるなど、日本の方がフレッシュなメンバーが多く、森保一監督がどのようなスタメンで試合に臨むのかは要注目だ。
■コパ・アメリカ8強
両国は今夏、ブラジルで開催されたコパ・アメリカ2019に出場。グループステージ敗退となった日本に対して、ベネズエラはグループステージでブラジルと引き分けるなど、1勝2分けで決勝トーナメントに進出した。準々決勝でアルゼンチンに敗れた(0−2)ものの、2大会連続のベスト8入りという結果を残している。
■因縁マッチ!?
そのコパ・アメリカでは、ちょっとした騒動があった。招集メンバーの大半が東京オリンピック世代の選手たちだった日本に対して、ベネズエラ指揮官が苦言を呈したのだ。ベネズエラを率いるラファエル・ドゥダメル監督は「U−23の選手を多く連れてきて、大会の重要性を軽視している日本のような招待国には賛同できない。この大会(コパ・アメリカ)への敬意を欠いている」とコメント。FIFAの規定によって選手を拘束できないという事情はあったにせよ、“招待国”として参加した日本の姿勢に納得がいなかなったようだ。何か遺恨があるわけではないが、ピッチ上では激しい戦いが繰り広げられること請け合いだ。
■3度目の監督対決
森保監督とドゥダメル監督は、昨年11月のキリンチャレンジカップ2018以外にも対戦経験がある。森保監督率いるU−21日本代表(現U−22日本代表)がパラグアイに遠征した昨年3月にも、ドゥダメル監督率いるU−21ベネズエラ代表と対戦。3−3のドローゲームを演じた。それ故、お互いの手の内は知り尽くしているだろう。3度目の対戦となる今回の一戦では、どちらに軍配が上がるのか。両指揮官の知恵比べにも注目が集まる。
■前回対戦以降の成績は?
昨年11月の直接対決以降、ベネズエラは親善試合を含めて13試合を戦い、5勝5分け3敗。5勝の中には、今年3月に行われたアルゼンチンとの親善試合(3−1)や今年6月に行われたアメリカとの親善試合(3−0)で挙げた勝利も含まれる。一方、日本はアジアカップ2019で決勝まで勝ち進んだこともあり、前回のベネズエラ戦以降、20試合を消化。その成績は14勝3分け3敗となっている。敗れたのは、アジアカップ決勝のカタール戦(1−3)、今年3月に行われたコロンビア戦(0−1)、そしてコパ・アメリカ初戦のチリ戦(0−4)。昨年夏のロシア・ワールドカップ以降、欧州勢とアフリカ勢との対戦が一度もないため、あくまで参考程度だが、3敗のうち2敗を喫した南米勢は苦手にしている印象があり、ここでしっかりと勝利を掴みたいところだ。
(記事/Footmedia)
最新のFIFAランキングで、日本は28位、ベネズエラは26位と非常に近い立場にある両チーム。果たして、どちらに軍配が上がるのか。ここでは、試合前に知っておきたい7つの情報を紹介する。
日本とベネズエラは、ちょうど1年前に対戦したばかり。両者は、2018年11月16日に大分で行われたキリンチャレンジカップ2018で激突。日本は前半終盤にDF酒井宏樹の代表初ゴールで先制したが、81分にPKを献上し、1−1のドローで試合を終えた。“森保ジャパン”の初陣からの連勝が「3」でストップした試合としても記憶されている。
■日本は負けなし
昨年のゲームを含めて、両国が対戦するのは5度目のこと。すべて日本開催のキリンチャレンジカップが舞台となってきた。実は過去4戦のスコアはすべてイーブン(2010年:0−0、2012年:1−1、2014年:2−2、2018年:1−1)。しかし2014年の対戦では、ベネズエラが出場停止の選手を起用していたことが後日判明。FIFAの裁定によって、日本が3−0で勝利したこととなった。そのため公式記録上では日本の1勝3分けとなるが、実際には過去4試合連続ドローとなっており、今回こそ白黒をつけることができるのか注目される。
■半数以上が前回来日メンバー
1年ぶりのリターンマッチということもあり、ベネズエラ代表の顔ぶれはそれほど変わっていない。今回の来日メンバー24名のうち13名は、昨年の日本戦を経験した選手たち。1年前の対戦でPKを決めたMFトマス・リンコン(トリノ)やMFヤンヘル・エレーラ(グラナダ)、さらにエースFWのサロモン・ロンドン(大連一方)といった主力選手たちが順当に名を連ねている。一方、日本はMF中島翔哉(ポルト)やMF柴崎岳(デポルティーボ)ら、7名が1年前のベネズエラ戦を経験している。今回は4選手が初招集となるなど、日本の方がフレッシュなメンバーが多く、森保一監督がどのようなスタメンで試合に臨むのかは要注目だ。
■コパ・アメリカ8強
両国は今夏、ブラジルで開催されたコパ・アメリカ2019に出場。グループステージ敗退となった日本に対して、ベネズエラはグループステージでブラジルと引き分けるなど、1勝2分けで決勝トーナメントに進出した。準々決勝でアルゼンチンに敗れた(0−2)ものの、2大会連続のベスト8入りという結果を残している。
■因縁マッチ!?
そのコパ・アメリカでは、ちょっとした騒動があった。招集メンバーの大半が東京オリンピック世代の選手たちだった日本に対して、ベネズエラ指揮官が苦言を呈したのだ。ベネズエラを率いるラファエル・ドゥダメル監督は「U−23の選手を多く連れてきて、大会の重要性を軽視している日本のような招待国には賛同できない。この大会(コパ・アメリカ)への敬意を欠いている」とコメント。FIFAの規定によって選手を拘束できないという事情はあったにせよ、“招待国”として参加した日本の姿勢に納得がいなかなったようだ。何か遺恨があるわけではないが、ピッチ上では激しい戦いが繰り広げられること請け合いだ。
■3度目の監督対決
森保監督とドゥダメル監督は、昨年11月のキリンチャレンジカップ2018以外にも対戦経験がある。森保監督率いるU−21日本代表(現U−22日本代表)がパラグアイに遠征した昨年3月にも、ドゥダメル監督率いるU−21ベネズエラ代表と対戦。3−3のドローゲームを演じた。それ故、お互いの手の内は知り尽くしているだろう。3度目の対戦となる今回の一戦では、どちらに軍配が上がるのか。両指揮官の知恵比べにも注目が集まる。
■前回対戦以降の成績は?
昨年11月の直接対決以降、ベネズエラは親善試合を含めて13試合を戦い、5勝5分け3敗。5勝の中には、今年3月に行われたアルゼンチンとの親善試合(3−1)や今年6月に行われたアメリカとの親善試合(3−0)で挙げた勝利も含まれる。一方、日本はアジアカップ2019で決勝まで勝ち進んだこともあり、前回のベネズエラ戦以降、20試合を消化。その成績は14勝3分け3敗となっている。敗れたのは、アジアカップ決勝のカタール戦(1−3)、今年3月に行われたコロンビア戦(0−1)、そしてコパ・アメリカ初戦のチリ戦(0−4)。昨年夏のロシア・ワールドカップ以降、欧州勢とアフリカ勢との対戦が一度もないため、あくまで参考程度だが、3敗のうち2敗を喫した南米勢は苦手にしている印象があり、ここでしっかりと勝利を掴みたいところだ。
(記事/Footmedia)