ビジネスにおける「天人地の法則」とは 自己防衛おじさんが語る「起業論」が面白い
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回は、「起業」に関する悩みを取り上げたい。
相談主は、千葉県に住むUさん。25歳の男性で、現在は輸入車ディーラーで営業をしている。現状の仕事に対する不満もあって、漠然と起業に興味を抱いているというが、具体的な方針はまったく定まっていないらしい。
そんな彼に、自己防衛おじさんはどんな助言を送るのだろうか。さっそく、回答を見ていこう。
決断を焦らずに...
読者のお悩み
今回は起業に関するご相談でメールさせていただきました。
現在、輸入車正規ディーラーで営業担当をしておりますが、営業という仕事を通じて自分で会社を作りたいと考えるようになりました。
しかし、起業方法やどのような起業をすれば儲かるかなどのイメージが持てずにいます。
ボーナスがなく通勤時間も片道2時間かかる今の会社に永久就職するつもりはないので、いつかは行動しなくてはなりません。
今後、どのように考えていけばいいのでしょうか?具体的なアドバイスをもらえると嬉しいです。
自己防衛おじさんの回答
現在の勤め先の待遇や、通勤距離など諸条件に恵まれていないから――。そんな理由で、起業に意識が向いているという可能性はないでしょうか?
より条件が良く、希望に見合った会社に転職できたとしたら、そこでご自身のキャリアアップを図るという手段もあります。
そうではなく起業したいのであれば、天の時、人の輪、地の利。この3つを考える事が重要です。
天の時=タイミング。人の輪=協力。地の利=場所。経済の伸びしろが無くなりつつあると言われ久しい昨今。大きく始めて大きな利益を最初から求めることはせずに、堅実に進めることはもちろんですが、占術的にはこの「天人地の法則」に従って動くことが何よりも大切です。
すでに輸入車のディーラーでキャリアを積んでいらっしゃるのであれば、引き続きその業界で起業される方が勝手を知っている分、関係者からの協力を得やすいのではないでしょうか。
どの業界もそうですが、大手企業が様々な業種でしのぎを削る中、個人が起業して進めていく場合、景気の動向を読んで「隙間」に参入するのが良いかもしれません。
マニアが喜ぶ海外の特選車を独自ルートで輸入販売する。訳アリだけれども正規ルートよりもとにかく安く販売できる、あるいは超高級車のみ取り扱うなど、どのエリアで誰をターゲットにするのかという点も慎重に考えた方がよさそうです。
しかし、ただ純粋に営業することが好きなのであれば、経営者になる事にとらわれずに、ご自身が進むべき道を見極めるためにも、焦らず吟味しながら決断してくださいね。
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