混浴女子とめぐる!ニッポン秘湯図鑑第二十四回 福島県・幕川温泉 水戸屋旅館 文・写真:蜜月檸檬

こんにちは、混浴温泉に魅せられて全国の秘湯をめぐっている蜜月檸檬です。毎回ひとつの混浴温泉にスポットを当てて魅力をお伝えしているこの連載。今回は、福島県にある「幕川温泉 水戸屋旅館」をご紹介します。


美しい紅葉を見ながら入る混浴露天

福島の山奥にある幕川温泉の水戸屋旅館は、冬季は休業になる秘湯の宿。

休業前の10月は、美しい紅葉を眺めながら混浴露天風呂に入ることができます。

紅葉が目の前に広がる展望露天風呂

旅館には趣の異なる2つの混浴露天風呂があります。

まずは旅館の上にある展望露天風呂へ。

男女別の脱衣所から外へ出ると、紅葉の大パノラマが広がる露天風呂が待っていました。


紅葉の大パノラマ広がる展望露天風呂

まるで絵のような美しさの紅葉が目の前に広がります。2つの大きな檜の丸太をくり抜いて作られた特徴的な湯船に浸かりながら大自然を展望できる露天風呂。

グリーンがかった淡い乳白色のお湯と、赤く染まった山々との対比も美しいです。


お湯と紅葉の対比も楽しめる

車で山道を登ってやっとたどり着く宿ですが、日帰り入浴の営業開始からお客さんが何人かいらっしゃいました。紅葉風呂を目当てに来ているという方も多く、このロケーションを見たら皆さんがここまで来るのも納得でした。

真っ白なお湯の渓流野天風呂

もう1つの混浴露天風呂は、旅館の裏から山へ少し歩くとたどり着きます。

着いてみると驚くほど真っ白な温泉が大自然の中にありました。


渓流のすぐ横にある露天風呂

旅館には2つの源泉があり、展望風呂とは異なる源泉を渓流野天風呂で入ることができます。

渓流野天風呂は自然の中で入る野湯の感覚を味わえるのが魅力。脱衣所もひとつなので女性にはワイルドな混浴ですが、お湯は全く透けないので湯船に浸かるとゆっくり自然を満喫できる露天風呂です。

11月中旬から冬季休業

旅館は11月中旬くらいから4月まで冬季休業に入ります。

旅館までの道のりも眺めが素晴らしいので休業になる前の紅葉シーズンにおすすめです。


旅館へ続く山道からの眺め

大自然以外に周りには何もないですが、むしろ何もないのが良いところ。

素晴らしい温泉と大自然を楽しめることが一番の贅沢かもしれませんね。

筆者:蜜月檸檬(みつげつ・れもん)混浴温泉に魅せられて全国の秘湯をめぐっている混浴女子。ウェブサイト「混浴STYLE」を運営。混浴温泉情報を紹介しています。ライター、混浴温泉モデルも担当。混浴温泉でお会いした方とおしゃべりするのが好き。Instagram(@konyoku_style):Twitter(@konyoku_style)