ラグビー・日本代表の田村優【写真:石倉愛子】

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後半28分に一触即発となった田村とリッチー、SNSで健闘を称え合う

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、A組最終戦で日本がスコットランドに28-21で勝利し、史上初の8強入り。4連勝で首位通過を決め、日本中に感動を呼んだが、熱くなるシーンもあった。スコットランドのWTBリッチーが日本のSO田村優と小競り合いに。一触即発の空気となったが、試合後にツイッターで“和解”している。

 スコットランドが21-28と劣勢だった後半28分、後がない状況で密集からリッチーは田村に食ってかかり、小競り合いに。日本の主将リーチ・マイケルらが必死に止めに入り、一触即発の空気になった。リッチーは後半7分にはスコットランドに激しくタックルした日本のトゥポウに対し、ボールと関係ないところで肘打ちする素振りを見せるなど、試合中に熱くなるシーンが何度かあった。

 だが、試合が終わればノーサイドだ。リッチーの試合を振り返るツイートに対して、田村が「昨日は試合、ありがとう。取っ組み合いについて、ごめんなさい」と英語でリプライし、大人の対応。すると、リッチーも「君は素晴らしいプレーをしていた。悪い感情はないよ。これが、僕たちがプレーしている競技だから。南アフリカ戦での成功を祈っている」と受け止め、エールを送った。試合後はピッチ上で互いに握手を交わしていたが、改めて健闘を称え合っていた。

 23歳の若さも覗かせたリッチーだったが、ジャッカルを3度決めるなど、圧巻のパフォーマンスを披露。試合後には日本側からマン・オプ・ザ・マッチに選出され、リーチから日本刀も贈呈されていた。8強入りを逃すという悔しさも、将来へ向けた成長の糧になるはずだ。(THE ANSWER編集部)