「堂安はどうなる!PSVで大スターになった後に低迷した3人の大物」

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日本代表MF堂安律が移籍したオランダ屈指の名門PSV。

これまでアリエン・ロッベンやドリース・メルテンスら好選手を輩出してきた。

ただ、PSVでは大活躍したものの、その後は苦しんでしまった選手たちも存在する。

メンフィス・デパイ

PSV在籍:2011~2015 移籍先:マンチェスター・ユナイテッド

ガーナ人の父親とオランダ人の母親のもとに生まれたデパイ。

PSVで育成され17歳でトップデビューを果たす。非常にしっかりした技術を持っており、左サイドからのカットインシュートやセットプレーを武器に得点を量産しまくった。

エールディビジの最強ウィングとなった彼をPSGが獲得寸前となるも、代表での師でもあったファン・ハールが熱望したこともありユナイテッドが電撃獲得。

だが、ピッチ内の低調さにピッチ外のお騒がせ騒動などによって、ファン・ハールからの寵愛を失うと、後任のジョゼ・モウリーニョからは構想外を宣告される。その結果、わずか1年半でユナイテッドを退団することに。

ただ、リヨンでは違いを生み出すプレーを見せ続けており、あのブッフォンもフランスで最も驚いたのはデパイだったと述べている。

また、オランダ代表でも得点源として活躍中。主軸としての地位を担っており、もはや復活したといえるかもしれない。

イブラヒム・アフェライ

PSV在籍:2004~2010 その後の移籍先:バルセロナ

かつて至宝として非常に高い期待を寄せられていたアフェライ。

PSVの下部組織出身で、弱冠17歳でトップデビューを果たす。10代にして地位を確立すると、オランダ年間若手最優秀選手に選出されるなど大黒柱へと成長。

ストリート時代に両足を駆使するテクニックを身に着け、クラブチームに入ってからも意識的に左足を強化し続けた。その結果、利き足という概念のないプレーができるほどの完全な両利きへと昇華。

PSVではキャプテンを務めるなど圧倒的な存在になり、2011年1月にバルセロナへ移籍してついにビッグリーグに参戦する。だが、怪我もあり、スペインでは苦闘。結局、本領を発揮することができないまま退団することに。

33歳になった今年、9年ぶりに古巣PSVに復帰。堂安とともにプレーすることになる。

マテヤ・ケジュマン

PSV在籍:2000〜2004 その後の移籍先:チェルシー

タイミングよくDFラインを抜け出し、スピードに乗ったドリブルからフィニッシュという形でオランダで大暴れしたストライカー。

EURO2000で投入から1分で退場する伝説を残した後、エールディヴィジリーグ得点王に3度輝くなどPSVのエースとして大活躍した。

2004年、アブラモヴィッチ新オーナーのもとで大量補強を行っていたチェルシーへ鳴り物入りで加入。しかしイングランドでは冴えないパフォーマンスに終始し、わずか1年でアトレティコ・マドリーへと放出されてしまう。その後は流浪の人に…。

引退した現在はエージェントとして活動しており、ラツィオのセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチを顧客に持つ。