台湾や香港について語るダライ・ラマ14世(左)=客家テレビ提供

写真拡大 (全2枚)

(台北 7日 中央社)チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は先月、インドで台湾のテレビ局「客家テレビ」の取材に応じ、台湾や反政府デモが続く香港について話した。

台湾に関しては、中国からの圧力が強まっていることを念頭に、「くじけてはいけない。情熱を持ち続けなさい」「民主主義と自由をもって最終的に全体主義に勝つことができる」などと述べ、エールを送った。

1997年、2001年、2009年とこれまで3度台湾を訪れたダライ・ラマ。「大変楽しかった台湾の旅を忘れたことはない」と4度目の訪問に意欲を示した。

一方、混乱収束のめどが立たない香港の情勢に懸念を表明した上で、「平和が最も大切だ」と強調し、対話を通じた問題の解決に期待を寄せた。

インタビューは8日午後10時に同局で放送される予定。

(陳秉弘/編集:羅友辰)