再び先行き不透明に

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再び先行き不透明に

2017年の「マイティ・ソー バトルロイヤル」に続き、タイカ・ワイティティ監督が「マイティ・ソー4(仮題)」でメガホンをとることが決定した。米ハリウッド・レポーターが報じている。

ワイティティ監督は、人気が下降気味だった「マイティ・ソー」シリーズに独自のユーモアセンスを持ちこみ、シリーズ第3弾「マイティ・ソー バトルロイヤル」を世界累計興行収入8億5400万ドルの大ヒットへと導いた最大の功労者と言われている。そのワイティティ監督が、「マイティ・ソー4(仮題)」の脚本執筆と監督を手がける契約を締結。これまで同様、クリス・ヘムズワースがソー役に復帰するものとみられる。

一方、ワイティティ監督のシリーズ続投が決定したことで、ハリウッド実写版「AKIRA」の実現が再び遠のくことになった。ワイティティ監督は17年から同作の企画開発に参加しており、最近はクランクインに向けてアジア系俳優のキャスティングを行っていた。しかし、製作・配給を手がける米ワーナー・ブラザースは脚本に懸念要素があるとして、クランクインの予定日を延期したばかり。21年5月21日の全米公開に間に合わせることができるか、微妙な状況となった。

関係者によると、ワーナーは後任監督を探すよりも、「マイティ・ソー4(仮題)」の完成を待って再びワイティティ監督にアプローチする考えだという。