腹帯はいつから使えばいい?いつまで使える?巻き方や使い分け方もチェック
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さまざまなタイプの腹帯が出ているので、好みや用途によって購入するのがおすすめです!今回は腹帯を始める時期やタイプ別の商品紹介、使い分けや注意点などのアドバイスをまとめたので参考にしてくださいね。
■妊婦に腹帯は必要?効果や目的は?
腹帯は必ずしないといけないというわけではありませんが、腹帯をすることによってお腹を支えたり腰痛予防になったりと、さまざまな効果が期待できます。
・【サポート】大きくなったお腹を支えて負担を軽減
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週数が進むにつれお腹が大きくなり、体のバランスが変化してきます。今まで使わなかった部分に圧がかかり、腰痛などの症状が出ることも!
体のバランスを保つためにも、大きなお腹を支える腹帯は重要な役割を果たしてくれます。
・【保温】冷えは大敵!お腹を温めるのに最適
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腹帯は、その名の通りお腹に巻く帯で、保温効果や保湿性があると言われています。特に女性は冷え性の人が多いと言われており、妊婦さんはお腹が張りやすくなったり手足がむくみやすくなったりすることがあるため、十分な注意が必要です。
腹帯を巻くことで直接冷えることを防止し、お腹を守ってくれる効果があります。
■腹帯はいつからいつまで必要なの?
腹帯は昔ながらの習慣と実用的な意味合いで始める時期はほぼ決まっているようです。ただし、その時期が絶対というわけではありません。おすすめの時期などについて詳しくご紹介します。
・腹帯はいつからつけ始めたらいいの?
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日本では昔から妊娠5ヵ月になる最初の戌の日に安産祈願をし、腹帯を始めるという風習があります。この風習には諸説ありますが、この時期に腹帯を巻くと安産であるという言い伝えも。
使用期間はさまざまですが、つけた感じが合わず、すぐやめたという人や臨月まで使用したという人もいます。神社によっては混みあうことも予想されるので、体に負担にならないよう注意してくださいね。
現在は戌の日以外でも安産祈願を行っているので、体調を優先して無理をしないようにしましょう。また、二人目の安産祈願でお下がりの腹帯を持参したいという場合は、神社に事前確認しておくとスムーズです。
・腹帯はお腹が目立って重くなってきてからでもOK!
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腹帯はいつからという決まりはなく、つけはじめる時期も人それぞれです。一般的に始めると良いと言われている妊娠5ヵ月目には、まだお腹も目立たず大きくなっていないことも。
自分のお腹の状態を見ながら少しお腹が重くなってきたり、張りが気になったりしてきてから腹帯をつけるという人も多くいるようです。
・冬の寒い時期は早めに始めてお腹を温めよう!
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妊娠に気づいたときが冬だった場合には、早めに腹帯をすることをおすすめします。先にお話したように、妊婦にとって冷えは大敵!
最近はいろいろなタイプの腹帯があり、妊娠初期はまだお腹を支えるという機能がいらない時期なので、保温効果の高い腹巻タイプがおすすめですよ。
・産後しばらくも腹帯で体をリフォーム◎
出産に向けて緩んだ骨盤や、大きくなったウエストは、ケアが必要です。赤ちゃんを出産した後も、緩んだ体はすぐには戻ってくれません。特に子宮の変化は著しく、激しい収縮が2週間ほど続いた後、6〜8週間かけて妊娠前の大きさまで戻っていきます。
産後2週間は子宮の回復を待ちつつ、お腹を安定させておくことが大切な時期なので、産後すぐから2週間、1カ月とステップアップしながら時期に合った腹帯やガードルに切り替えていくのが理想です。
やめる時期はママの体の状態や季節によって差がありますが、産後1〜2カ月頃まではつけている人が多いようです。
■腹帯は自分に合ったタイプを選ぼう!
いろいろなブランドから多くの腹帯が発売されています。タイプ別に特徴などを紹介していきます。
・【ベルトタイプ】中期以降の大きなお腹もしっかり支える!
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妊娠中期以降や、今まで使っていた腹帯では苦しくなったり、物足りなくなったりという人におすすなのがサポートベルトタイプです。自分で簡単にサイズ調整ができ、外すのも楽という特徴があり、支える力が強いので腰痛も軽減されると言われています。
その他にも、産前から産後まで使える骨盤ベルトも人気のタイプです。サポートベルト・骨盤ベルトタイプはともに腹巻やガードル・パンツタイプの腹帯との併用がおすすめ◎
・【ガードル・パンツタイプ】一体型で着脱楽々♡
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少しお腹が出はじめ、しっかりとお腹を支えて欲しいという人におすすめなのが、腹帯と一体型のガードル・パンツタイプです。
簡単に着脱ができるのも人気の理由!お腹全体をしっかり支えてくれるのが特徴ですが、メーカーによってサイズ感がまちまちなので、購入の際はできるだけ試着ができる場所での購入がおすすめです。
・【コルセットタイプ】骨盤もしっかり安定する
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最近、人気の高い腹帯がこのコルセットタイプ。腹帯で有名な『犬印本舗』のコルセットタイプは補助腹帯がセットになっており、妊娠時期によって使い方を変えられるのが特徴!
初期はコルセットタイプのみ、後期には補助腹帯をセットでという使い方で長い期間使えるのが魅力のひとつ。
・【さらしタイプ】古くから親しまれている定番!
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古くからある腹帯で、岩田帯とも呼ばれています。一枚の長い布を巻いて使用するのでどのような体型の人でも使え、巻き方次第で範囲や強弱を調節できる所が魅力です。
しかし、巻くのが大変という声や何重にもなるので蒸れがあるなどの声もあり、最近ではこのタイプを選ぶ人は少なくなっています。
■お悩み別で使いわけて快適に◎
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腹帯はお腹を支えるのにはとても効果的なものです。ただ、腹帯をきつく締めすぎて子宮を圧迫してしまうと血行不良によってむくみがひどくなったり貧血を起こしたりということも!最悪、赤ちゃんにも酸素が不足してしまうなどの悪影響がでることもあります。
必ず購入する前にはお腹にフィットするものを選んだり産婦人科で巻き方のレクチャーなどを受けたりと違和感なくつけられる自分に合ったものを購入してください。妊娠中の不調は人それぞれ。悩みに合わせて使い分けると快適に過ごせますよ。
・腰痛でつらいママにおすすめのタイプは?
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腰痛でつらいときには、しっかりホールドしてくれるサポートベルト・骨盤ベルトタイプが最適!ベルト部分で締めたり緩めたり、好みの強さに調整できますよ。存在感があるので、ゆったりとしたボトムやワンピースと合わせると◎
・冷え対策におすすめのタイプは?
お腹部分がしっかり覆われているガードルタイプやコルセットタイプは、冷え対策に適しています。お腹を温めたいというときにぴったりです。
・パンツスタイルにもひびかないのは?
ガードル・パンツ一体型タイプは、フィット感抜群でかさばらないのでパンツスタイルにおすすめです。動いてもズレにくく、安心してつけられますよ。
■腹帯は巻き方に注意!
腹帯をつける際の注意などを詳しくご紹介します。
・妊婦の肌は敏感!夏場はあせもに注意
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夏場でもお腹を冷やさないよう腹帯をしておくことは大切です。ただ、夏場は汗をかきやすく特に妊娠中は肌も敏感なので汗疹などができやすくなります。
そんな時期を快適に過ごすために通気性の良い腹帯や夏用マタニティーレギンスなどを使用している方も。ムレにくく、冷えも予防できるおすすめのアイテムですよ。
・締める!ではなくお腹を支えるのが目的
腹帯はお腹を支えるのにはとても効果的なものです。ただ、腹帯をきつく締めすぎて子宮を圧迫してしまうと血行不良によってむくみがひどくなったり貧血を起こしたりということも!締めたりおさえたりするのではなくお腹や腰を支えるものだと理解してください。
必ず購入する前にはお腹にフィットするものを選んだり産婦人科で巻き方のレクチャーなどを受けたりと違和感なくつけられる自分に合ったものを購入してくださいね。
■自分に合った腹帯を選ぼう!
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妊娠時期やライフスタイルによって、最適な腹帯のタイプを選ぶことが大切です。腹帯にはたくさんの種類があり、それぞれ特徴なども違います。
使いやすさやフィット感など自分に合った腹帯を選んで、快適なマタニティーライフを過ごしてくだいね。