沖縄のラグジュアリー化が止まらない！大人の夏休みにふさわしい最旬ホテル5選
日本のリゾート地の代表格と言われる沖縄が今、変わろうとしている。
昨年、新たに開業した2つのホテルをのぞいてみると、これまでの沖縄リゾートとの違いは一目瞭然だ。絶景、美食、そしてプライベート感。大人が真に求めるリゾートのすべてが揃っている、新しい沖縄。
大人が本気で満足できるラグジュアリーリゾートが今夏、オープンラッシュを迎えるのだ。その進化を確かめに、いざ沖縄へ。
“青”に包囲される不思議な感覚に陥るインフィニティプール。そこでのむ「オリオンビール」（￥1,242）の爽快な味わいが、暑さの中で一服の清涼感を与えてくれる
太陽、海、風。すべてに手が届くから叶うおこもりステイ
「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS宜野座」
コバルトブルーの海。そう形容されることの多い沖縄の海だが、実際の目で見る宜野座の海はそんなシンプルではない。
色だけでなく、いくつもの異なる質感をもつ海水が複雑に絡み合い、まるで自ら発光しているかのごとく、鮮烈な輝きを放っている。
そんな、見る者を一瞬にして虜にしてしまうこの海を、たった19室のゲストで独占できるのが「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS宜野座」。
インフィニティのプールサイドではソーセージなど、ビールにぴったりの軽食のオーダーも可能。東側に位置するため、水平線から昇る朝陽をここから眺める時間も格別だ。
リゾート内で最も海に近い場所を独占しているプール付きヴィラスイート
沖縄本島のちょうど中央、東側に位置する宜野座は那覇空港から車で約1時間。観光地の喧騒とはまったく無縁。さとうきび畑が続くのどかな風景の先に、そのリゾートは突然現れる。
周囲にはコンビニや飲食店も少なく、秘境にでもたどり着いたかのような気分になるが、それも一瞬。
このヴィラは寝室棟とリビング棟の2棟からなる戸建てタイプで、プライバシーは存分に保たれる。テラスと広い庭越しに見る海は、まるでプライベートビーチ！ゆったりと流れる時間に身を委ねたい。
ヴィラ内は素足で過ごせるよう、すべてフローリング。間取りは客室ごとに異なるため、滞在ごとに違う部屋を指定するリピーターも
フランスを代表する画家、マティスやフェルナン・レジェのアートピースや、ジョージ・ナカシマのコノイドベンチに出迎えられれば、一気に見知ったリゾートの形がエレガントなものへと変貌していく。
客室をはじめ、ダイニングからビーチベッドまで、沖縄随一と言われる一流の調度品の中に身を置くというのも、ここがスモールラグジュアリーだからこそ成し得る贅沢な体験だ。
ここで実際に触れて気に入った家具を、「自宅用に購入したい」と相談されることも多いそう。生きたショールームといえる。
インフィニティプールでチルアウトしながら、テラスジャグジーで朝陽を望みながら、ヴィラで読書をしながら…。不思議なほど、いつもよりビールが旨くなる。
宜野座の特産物である車海老を使った前菜。雑味のないクリアな身がハーブやキャビアを引き立てる。ドレスコードはないが、エレガントな雰囲気に満ちたダイニングゆえ、自然と華やかな装いに。
ディナーはフランス料理のフルコース。メインは、沖縄一と呼ばれる「高田さんが育てる今帰仁アグーのロースト」。脂の甘みと力強い味わいが印象深い。連泊の場合はイタリア料理も楽しめる。
■施設概要
住所：沖縄県国頭郡宜野座村字松田1425
TEL：098-968-5600
部屋数：全19室
料金：1泊2食1名 ￥53,136（2名1室利用）〜
息を飲むようなサンセットが見えるラグジュアリーホテルとは？
通称“水盤”と呼ばれる2階テラスは、サンセットを望む絶好のロケーション。隣の『シラカチバー』や階下の『ロビーバー』でオーダーできるビールの種類は6種類。イギリス発の「ブリュードッグ パンクIPA」￥900は、トロピカルな香りが南国ムードを盛り上げる
島とひとつになる。唯一無二のロケーション
「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」
世界に名だたるハイアットグループが10年の歳月をかけ、満を持して開業を迎えた「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」は、海外の一流リゾートにも並ぶ可能性に満ちている。
まず、その立地が唯一無二だ。恩納村の美しい海に囲まれた小さな島全体がリゾートになっており、�爛錺鵐▲ぅ薀鵐鼻▲錺鵐螢勝璽�〞を叶えている。それも本島から橋を渡って、たった1分の距離に（！）。
海との一体感を味わえる「ラグーンプール」。屋外プールには2つのジャグジーにプールカバナ（有料）もあり、日中はここでビールを楽しみたい。夏にはビーチバーがオープンし、乾いた喉を即座に潤してくれる
当然、ホテルのメイン棟から望むビューも抜群。ラグーンビューやオーシャンビューなど、四方向から海を望めるホテルなど、世界広しといえど、そうないだろう。
また、館内の至るところに窓が設置され、どこを歩いても身近に海を感じられるのもいい。天井が高くすべてがゆとりあるつくりゆえ、大型ホテルということを忘れるほど、開放感に満ちているのだ。
全客室にオープンエアのバルコニーがあり、美しい海を望む。中でも角部屋に位置する121平米の「サンセット コーナー スイート」から眺めるパノラマは圧巻。本島側には長期滞在向きのレジデンシャルな客室「ザ・ビーチハウス」も
圧巻はすべてをオレンジに包み込むサンセットタイム。
空という広大なキャンバスに美しいグラデーションを描きながら沈みゆく太陽を、水辺で1杯やりながら眺める。これ以上、至福の時間はないだろう。
バー、プール、ラグーン、ファイヤーピット、そしてゲストルームから。ふと気づけば誰もが動きを止め、その美しさに見惚れている。ここで過ごす時間の全てが、心身のエネルギーチャージにつながるはずだ。
琉球語で「瀬良垣」を意味する名前を冠した『スペシャリティレストラン シラカチ』。炉端、鮨、鉄板焼き、日本料理の4つから成り、気分によってチョイスできる。「本日のおそうざい盛り合わせ」￥2,200。沖縄の食材に和の技法を融合。スターターにオーダーしたい
神田シェフ渾身の自信作「ふわとろゴーヤチャンプルー」ハーフ￥1,400は、炉端の名物メニュー。ベーシックな具材に滑らかな卵が絡み合う新感覚の1皿
■施設概要
住所：沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1108
TEL：098-960-4321
部屋数：全344室
料金：1泊1室￥30,000〜税サ別
ホテルだけじゃない！“オールインクルーシブ”という、ラグジュアリーヴィラの休日
空港とホテル間の往復送迎から食事にドリンク、さらには滞在中の専用車両まで。すべての煩わしさから解放されて過ごす。
それを可能にするのは、“オールインクルーシブ”のラグジュアリーヴィラだった。
�犹�間に縛られない〞という本当の自由を手に入れる
「U-MUI Forest Villa Okinawa YAMADA GUSUKU」
リゾートでは何もしない。そうは決めていても実際のところは難しい。朝食の時間は決められているし、プールサイドベッドの争奪戦に早起きは必至。滞在最終日は、エアーの時刻に合わせてレンタカーを返却。当然、ガソリンは満タンに…。
結局のところ、時計ナシで過ごすというのは、�犖世Δ楼廚�行うは難し〞。1週間の長期滞在ならまだしも、平均で2.5泊といわれる沖縄での滞在において、これは我々が抱える永遠の課題かもしれない。
と思ったら、今年5月。�犹�間に縛られないホテル〞を掲げ、「U-MUI Forest Villa Okinawa YAMADA GUSUKU」が開業した。
そのコンセプトどおり、リゾート滞在中は好きな時間に食事を楽しめて、出かけようと思えば即座に車がエントランスに用意されるなど、ゲストを煩わすものは一切なし。すべての時間は思うがまま。
完全に独立したヴィラで、心ゆくまで寛げる。大切な人と訪れるにふさわしい、新しい沖縄のリゾートがここにある。
― POINT ―
【1】ゲストのために用意された高級外車が滞在中の足
空港からレンタカー店までバスに揺られることも、手続きまで待たされることもない。希望すれば空港貸し、空港返却にも対応してくれる、究極のストレスフリー。
車種は部屋タイプに応じて、レンジローバーやMINIクーパーなどが用意されている。もちろん、ガソリン補給も不要。
【2】プール、ジャグジー付きのスイートを2人占め
リゾート内のヴィラの数はたった18棟。すべて独立した形で点在し、外から中の様子を伺うことすらできない。全室120平米以上の広さがあり、簡易キッチンも完備。
24時間ろ過システム搭載のプライベートプール付きのスイートなら、星空を見ながらナイトプールも楽しめる。
【3】好きなときに好きなものを。ドリンクや食事はいつだってフリー
エントランス棟2階はオールデイラウンジ。朝食からカクテルタイム、ディナーまで、時間によってさまざまなフードが用意されている。コンビニに買い出しに行くことすら、しなくていい。
オーパスやケンゾーエステートなど、錚々たる顔ぶれのワインも充実している（別途料金設定有）。
【4】沖縄の食材の魅力に開眼するスペシャルディナー
オーベルジュや星付きレストランで修業を積んだシェフが手がけるディナーも話題。フランス料理の技法を用いながら、吟味された沖縄の食材をヘルシーにアレンジして提供している。
シンプルに素材の旨みを引き出したプレゼンテーションが素晴らしい。
■施設概要
住所：沖縄県国頭郡恩納村山田2455-1
TEL：098-964-5555
部屋数：全18室
料金：1泊1名￥64,800（2名1室利用）〜
― Coming Soon ―
これからの沖縄を、もっとラグジュアリーに進化させるであろう２つのホテルをご紹介！
＜7/28 OPEN＞創業100年を超えるハワイのレジェンドホテルが上陸
「ハレクラニ沖縄」
不変のエレガンスと一流のホスピタリティでハワイラバーズを虜にしてきた「ハレクラニ」。2つ目の開業の土地に選んだのは、沖縄屈指の美しいビーチをもつ恩納村。ミシュラン二つ星に輝く『フロリレージュ』の川手氏がコンサルティングシェフに就任し、ダイニングへの期待も高まる。
■施設概要
住所：沖縄県国頭郡恩納村名嘉真1967-1
TEL：098-953-8600
部屋数：全360室
料金：1泊1室￥45,000〜税サ別
＜7/20 OPEN＞“4つの食”から新しい沖縄ステイを提案
「グランディスタイル 沖縄 読谷 ホテル＆リゾート」
「美しい海と本当に旨い食事と酒さえあればいい」という大人は多い。そんなシンプルな欲求を満たすべく、レストラン、カフェ、プールサイド、そしてバー。4つのシーンで厳選されたダイニングを擁する。滞在ゲストの条件は16歳以上のみ。旅慣れた大人の秘密の隠れ家となりそうだ。
■施設概要
住所：沖縄県中頭郡読谷村瀬名波571-1
TEL：098-987-8300
部屋数：全54室
料金：1泊1室1名￥60,000（2名1室利用）〜サ別
