中国メディアは、外国人観光客の目に映る「日本の変わった10の光景」を伝える記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本には多くの観光資源があり、毎年世界各国から多くの外国人旅行者が訪れている。中国メディアの今日頭条はこのほど、外国人観光客の目に映る「日本の変わった10の光景」を伝える記事を掲載した。

 まず、紹介したのは「立体駐車場」だ。日本は国土が狭いのに人口が多いので、駐車場を確保するために工夫を凝らしたと伝えている。次は、いわゆる「エレベーターガール」で、素晴らしいサービスなのに西洋では廃れてしまったサービスだと残念そうに伝えた。日本でも最近ではめっきり見かけなくなったが、一部の百貨店では今でも活躍しているようだ。3つ目は、「トイレ専用のスリッパ」があること。これは、トイレが独立しているためでもあるのだろうが、記事は「日本人の衛生基準が非常に厳格なため」と分析した。

 4つ目は、「アイスの種類」が多いこと。観光地に行けば、ご当地限定味が販売されている。記事は、馬肉、サボテン、炭、さらにはたこ味のような「普通ではない味」があると紹介している。5つ目は、「富士山が自殺の名所」になっていること、6つ目は、おひとり様の男性にぴったりの、女性の膝枕を模した商品「ひざ枕」があること、7つ目は、「酒缶に点字」がある親切さを紹介した。

 さらに、「温水洗浄便座」と「ガスマスクを着用する島」の三宅島があることを伝えたが、現在ではガスマスクの携帯義務は解除されている。最後は「カプセルホテル」を紹介。「恐らく日本の最もクレイジーな発明」と評しながらも、酒に酔って安全に家に帰れなくなった人の受け皿にもなっていて、温かみを感じる一面としても紹介している。

 何を「変わっている」と思うかは人それぞれだが、ここで紹介されているものには外国人を感心させる便利で親切なサービスも少なくない。細かなところまで利用者の需要に応えるサービスで外国人観光客を感心させているのだろう。日本は豊かな自然や観光資源ばかりでなく、こうした「面白くて変わった」サービスや光景も海外からの訪問客を引き寄せる要因となっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)