鹿島アントラーズに敗れ、リーグ戦6連敗を喫したヴィッセル神戸【写真:Noriko NAGANO】

写真拡大

MFイニエスタらスター選手を擁しながらの不調に驚き 「反撃の兆しが見えない」

 Jリーグ第11節で、ヴィッセル神戸がホームで鹿島アントラーズに0-1で敗れて、リーグ6連敗を喫した。

 元スペイン代表FWダビド・ビジャ、MFセルジ・サンペール、韓国代表GKキム・スンギュら外国籍選手が先発し、途中出場した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの起用もむなしく、またもや敗れた神戸。韓国のスポーツ紙「MKスポーツ」は、神戸の泥沼状態に「神戸の墜落ぶりは尋常ではない。降格危機もあり得る」と報じている。

 同紙は「リーグ順位は13位まで下降し、勝ち点10の神戸は、勝ち点7で最下位のサガン鳥栖とわずか3差しかない」と、豪華メンバーをそろえたにも関わらず、降格危機を迎えている神戸の現状を詳報している。

 また「監督交代という劇薬の処方まで施したが、反撃の兆しが見えない。6連敗中には、12失点も許した。ゴールは5得点で、1試合当たり平均1得点にも満たない」と決定力不足を指摘。さらにルヴァンカップでの不振についても触れ、「1勝2分2敗で、Cグループ最下位だ」と伝えている。

 韓国でも今季、次々に大物を獲得した神戸の動向には注目が集まっている。イニエスタをはじめ、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキやビジャ、サンペールらを擁しながらも勝てない現在の結果に、驚きを隠せないようだ。(金 明碰 / Myung-wook Kim)