浦和MF青木拓矢【写真:木鋪虎雄】

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後半アディショナルタイム、バックパスミスを磐田FWロドリゲスにかっさらわれて敗戦

 浦和レッズは、3日に行われたJ1リーグ第10節ジュビロ磐田戦で後半アディショナルタイムに決勝ゴールを献上し、連勝は「3」でストップした。

 MF青木拓矢のバックパスミスによってまさかの敗戦を喫したが、“カルチョの国”イタリアのメディアも「浦和レッズ、なんて混乱だ!」と報じている。

 浦和はリーグ第7節ガンバ大阪戦(1-0)から3試合連続クリーンシートで3連勝を飾っていたが、磐田戦は思わぬ形で試合を落とした。

 互いに決定打を欠き、終盤までスコアが動かず迎えた後半アディショナルタイム、浦和MF青木拓矢は自陣左サイドで磐田FW中山仁斗にプレッシャーをかけられ、反転してバックパスを選択。しかし、これが中途半端なボールとなり、磐田のルクセンブルク代表FWロドリゲスの足もとへ。そのままペナルティーエリア内に持ち込まれると、GK西川周作との1対1を制されて決勝ゴールを献上した。

 ロドリゲスの得点が決まった瞬間、ミスを犯した青木はピッチに倒れ込んで天を仰ぎ、浦和DFマウリシオとGK西川もしばらく動けなかったほどのショッキングな敗戦。浦和はリーグ戦の連勝が「3」でストップした。

 この痛恨の敗戦に、“カルチョの国”イタリアのメディアも反応。ローマに本社を置くスポーツ紙「コリエレ・デロ・スポルト」は、「浦和レッズ、なんて混乱だ! ロドリゲスは感謝」と見出しを打ち、「浦和レッズの選手によって、与えなくていいチャンスがロドリゲスに与えられ、ジュビロ磐田の決勝ゴールが生まれた」と衝撃の展開を伝えている。

 チーム全体の停滞感が招いたと言えるショッキングな敗戦を、浦和は乗り越えることができるだろうか。(Football ZONE web編集部)