大型補強をした神戸はここまで2勝1分け1敗の6位。イニエスタは「すべてのチームの力が拮抗している」と語った。写真:山崎賢人

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 アンドレス・イニエスタがスペインから遠い日本に来たのは、再び自分がサッカー選手だと感じたかったからだという。スペインの通信社『EFE』が、インタビュー記事の中で報じている。

 ヴィッセル神戸で2年目を迎えたイニエスタは、「ステージやプロジェクトは違う。変わらないのは、サッカーに対する情熱と責任だ」と、日本に来てもモチベーションは維持していると語っている。

 家族と神戸で暮らすイニエスタは、「普通の生活」を送っているとし、この9か月で日本語の基本的な言葉は覚えたと明かしている。一方で、チームについては、フアン・マヌエル・リージョのアイデアを吸収しつつあるとした。

 Jリーグについては「どの試合でも勝つのは大変だが、日本では本当に難しい。すべてのチームの力がとても拮抗しているからだ」とコメント。そのうえで、三木谷浩史会長が掲げる「バルセロナのようなプレー」、「アジアでナンバーワン」という目標を達成したいと意気込んだ。

「僕はそのために来た。だからこそクラブは僕を信頼してくれるんだ」
 
 また、イニエスタは日本代表が参戦するコパ・アメリカにも言及。「森保ジャパンは、観客を楽しませるようなスタイルを見せるはず」と期待を込めた。EFEは「イニエスタは日本サッカーの未来は明るいと見ている」と伝えている。

 3月26日の日本対ボリビア戦ではテレビの解説も務めたイニエスタ。日本代表についてもポジティブなコメントを残した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部