岸井ゆきの×成田凌『愛がなんだ』本予告、主題歌はHomecomingsの楽曲に決定
岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣らが出演する映画『愛がなんだ』の本予告映像が公開。主題歌が「Homecomings」による“Cakes”に決定した。
「八日目の蝉」「紙の月」などで知られる作家・角田光代が2006年に発表した恋愛小説を今泉力哉監督が映画化した本作。岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、片岡礼子、筒井真理子、江口のりこら実力派キャストが集結した「片思い」を徹底的に考察する、可笑しく切ないラブストーリー。
主人公・28歳のOLテルコ(岸井ゆきの)は友人の結婚パーティで偶然出会ったマモル(成田凌)に一目惚れ。想いは募り、仕事を失いかけても自分の時間のすべてをマモルに捧げ、ようやくデートをする関係にまでこぎつけた。一緒に歯を磨いたり、髪を洗いっこしたり。夢にまでみた幸せな時間。でも2人の時間を重ねるほど突きつけられる現実は「マモルにとって、テルコは恋人ではなく、ただ都合のいい女でしかない」ということ。
そのことをわかっているテルコは今の関係を保ち、嫌われないことに必死で、自分からは一切連絡をしないし、決して「好き」とは伝えない。親友・葉子(深川麻衣)に冷たい目でみられても、マモルがいてくれるならテルコはこの上なく幸せだと思っている。そして、そんな葉子も実は、自分にとって都合の良い相手・葉子のことが大好きなナカハラ(若葉竜也)に、マモルと同じような態度を取っているのだ。そんなある日、マモルの態度が急に冷たくなり、連絡が突然途絶えてしまう。
3ヶ月が経ったころ、マモルから急に電話がかかってきて、会いにいくと、彼の隣には年上の女性、すみれ(江口のりこ)がいた。「好きになるようなとこなんて無いはずなのにね」「なんだと、こら」じゃれるようなテルコとマモルの掛け合いがより一層、行き場のない“片想い”の切なさを感じさせる映像となっている。
本ビジュアルは「全部が好き。でもなんでだろう、私は彼の恋人じゃない」と新たなキャッチコピーが添えられ、よりテルコのマモルへの想いが募ったものへと刷新。主題歌は京都を拠点に活動する4ピースバンド「Homecomings」による“Cakes”。アコースティックなメロディに載せた優しい歌声が、交錯するたくさんの片思いを包み込む。
Homecomings コメント
こんな風にまどろっこしくて愛おしくて、なんだかかっこ悪いけど人ごとじゃないような恋を二時間ちょっとの映画の中に収められるのは今泉監督だけなんじゃないかな、と思いました。私の歌でも僕の歌でもないし、君の歌でもないけれど、マモちゃんにとってもテルコにとっても、ナカハラくんにも葉子にも、それがまるで自分のことのように思える歌にしたかったのです。
映画『愛がなんだ』は4月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開
(C)2019映画「愛がなんだ」製作委員会
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