『あの日のオルガン』戸田恵梨香、大原櫻子らが子役“やっちゃん”を絶賛「大女優です!」
映画『あの日のオルガン』プレミア上映会イベントが4日、都内・丸の内ピカデリーにて行われ、戸田恵梨香、大原櫻子、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、監督の平松恵美子が登壇した。
第二次世界大戦末期、東京都品川区戸越の保母たちが幼い園児たちと集団で疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を映画化。目の前を阻む幾多の困難をたくましく前向きに乗り越え、ユーモアの力を持って突き進んだ、知られざるヒロインたちの奮闘を描いた真実の物語。保育士たちのリーダー・板倉楓役の戸田恵梨香、天真爛漫で音楽が好きな保育士の野々宮光枝役の大原櫻子をはじめ、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子らが出演する。
実在した保母を演じたキャスト陣。戸田は「みんなと年がそんなに離れてないと思っていて、みんな20代前半と聞いて、ものすごく衝撃を受けました。(撮影に)入る前は私がリーダーに見えるか不安だったんですが、年齢的に全然リーダーでした(笑)“怒りの乙女”として、役で怒りを表現するのが難しかった。今まで経験したことのない怒りではありました。すごく豊かな環境で過ごせていたなと思います」とコメント。
大原は「お話をいただいたときに保母さんの役と聞いて、年齢的にも顔つき的にも『保母さんで大丈夫かな?』と思っていたんですが、子供達と同じ目線に立って一緒に楽しいことを探していく役だったので、撮影中もカメラが回っていないところでも、常に子供達と一緒にいて。オルガンを演奏して子供達と一緒に歌ったりして、とても楽しく演じることができました」と笑みをこぼした。
実際に保育園で保母として実習を受けたそうで、戸田は「とにかく体力がいる!私とさくちゃんは鬼ごっこしたよね!走って走って、とにかく子供に見つからないようにしてました(笑)」と振り返る。トークは子役たちとの共演について進み、堀田は「『いま泣きたいから喋らないで!』って怒られちゃいました(笑)ちっちゃい役者さんたちのパワーを感じました」とにっこり。そんなエピソードに、戸田・大原は「言いそう(笑)」と思い出し笑い。戸田は「私に『素直にやったら泣けた!』って(笑)“やっちゃん”は女優ですよ!」と、“やっちゃん”ことヤスコ役の子役を称えていた。
大原も「撮影がすごい寒い時期で、“やっちゃん”は衣装の薄着のままずっといたんです。『“やっちゃん”寒いから着な』『あったかくして体調管理しっかりしたほうがいいよ』って言ったら、『いいの!女優はね、寒い時もちゃんとこういう格好で歩くの!』って。大女優です!」とエピソードを明かした。
現場では、子役たちをまとめるのに大変だったようで「『集中して〜!』『あと5秒で静かにしましょう!』って言ってもまとまらなくて…恵梨香さんが『うるさい!!』って(笑)」と大原。戸田が「言い方(笑)」とツッコミを入れるも、平松監督が「関西弁だった」と暴露。戸田は「関西の子達が多かったんです。私も関西出身なので…『うるさいねん!!』って初めて怒りましたね(笑)シーンってなった」と当時を再現して見せ、笑いをさらった。
イベントには、子役たち6人がキャスト陣にサプライズでステージに登場。話題の“やっちゃん”登場に会場が沸き、戸田・大原らとの再会に大きな拍手が送られた。
映画『あの日のオルガン』は2月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
(C)映画「あの日のオルガン」製作委員会
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