映画『十二人の死にたい子どもたち』ジャパンプレミアが9日、都内・ヒューリックホール東京にて行われ、キャストの杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、監督の堤幸彦が登壇した。

大歓声で迎えられたキャスト陣。“大きな決断”をするために若者が集まるという平成で一番ヤバい本作にちなんで、人生で大きな決断をした場面や、最近のヤバかったエピソードなどが展開。

新田は「年末から年始にかけて実家の京都に帰り、友達のいる名古屋へ行き…北海道に行きました!」とヤバいエピソードを披露。「何がヤバいの?」「どの辺がヤバいんだろ(笑)」とツッコミが飛び交う中、北村は「ヤバッ!ヤバいね!」とハニカミ。新田は、年末年始7日間の間に京都・名古屋・北海道と弾丸旅行を楽しんだ様子だった。

続けて、「古着が好き」という北村は「ヴィンテージの靴を買ったんです。劣化も激しかったりして、ソールが硬いのもあるんですよね。雨が降っていて、右足が冷たいなと思ったら、ソールがどこへ行ったのかバレエシューズみたいになってて(笑)右足のみ靴下ビッショビショになってて、そのまま電車に乗って現場に行ったのは“ヤバいな”と思いましたね」とエピソードを披露した。

また、人生で大きな決断をしたエピソードを聞かれると、中でも杉咲は「1日3回しかない“ご飯”を食べる時の決断が本当に大事で。いつも何を食べるかを真剣に悩んでいて、この前はサラダのドレッシング何にしようか選んでいて、プチっと2つ折りにする1回のサラダ用ドレッシングを初めて使って…どうやって使うのか色々試していたら、ピッてドレッシングを浴びてしまいました(笑)」とお茶目な失敗談を披露した。

これからの映画界を担う若手スターたちが揃う現場で、「暗い廃病院というセットの中で、1人“坂東龍汰”がちっちゃい太陽のようだった!」と新田。イベントでは、トータライザーを用意し、キャスト陣の本音を暴いてしまう企画も。「このメンバーの中に“好きな人”がいる」とのお題に、キャスト陣9名が「いる」と回答。3名が押していない状況を楽しむ中、坂東は現場でのムードメーカーだったようでイジりが集中。質問攻めに「押しました!」と素直に答えてしまった坂東は、「(好きな人は)マッケン!」と笑みをこぼしていた。

さらに、「誰かのとんでもない秘密を知っている」とのお題に、7名が「知っている」と回答。北村は坂東の名前を挙げ、「実は…凄腕のプロダンサーなんです!リズムに合わせて(自身が)踊るアプリがあって、1人で現場で寡黙に踊ってて…それ見て元気をもらってました!」と暴露。

新田も、本読みを萩原・渕野・坂東と新田の自宅で合宿のように泊まりでやっていたことを明かす。その中で、「坂東龍汰が隣に寝てくるんです!僕の足を自分の足で挟んで(笑)真夏なのにすっごいくっついてくる(笑)」と告白すると、坂東は赤面し恥ずかしそうにしていた。

また、「堤監督の次回作にぜひ出演したい」とのお題が出されるも、回答者は0名。「お前ら!私のこと見切ったってことか…“十二人の見切った子どもたち”ですよ!」と舞台から去ろうとする堤監督に対し、杉咲は「あんな現場耐えられないです!っていうのは嘘です(笑)監督をダマそうってことでみんなで話し合いをして、あえて押さなかったんです(笑)」とドッキリを仕掛けていたことを明かし、会場を沸かせた。

ミッション:集団安楽死/場所:廃病院/参加者:12人の未成年/謎:13人目の死体

死にたいけど、殺されるのはイヤ。

その日、12人の未成年たちが、安楽死を求め廃病院の密室に集まった。「みんなで死ねば、怖くないから」ところが、彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇。突然の出来事にはばまれる彼らの安楽死。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。彼らだけしか知らない計画のはず。まさかこの12人の中に殺人鬼が……?死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯し、12人の死にたい理由が生々しくえぐられていく。全員、ヤバい。気が抜けない。いつ誰が殺人鬼と化すかもわからず、パニックは最高潮に。彼らは、安心して“死ねるのか”怯えながら“殺されるのか”監督・堤幸彦(「SPEC」「イニシエーション・ラブ」)が仕掛ける、出口無しのノンストップ未体験・密室サスペンスゲームの幕が上がる。

映画『十二人の死にたい子どもたち』は1月25日(金)より全国公開

(C)2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会

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