25日、テレビ朝日「報道ステーション」では、日本代表・堂安律(20)のインタビューを放送。中山雅史氏がオランダ・フローニンゲンへ赴き、森保ジャパンのキーマンに話を聞いた。

まずは代表における自分の目指すべきところを「あいつがおらんと試合に勝てないと。中心っていう選手が3人4人いるんじゃなくて、あいつがいないとダメだと(言われるように)」と語った堂安。その上でオランダでの日々を「オランダに来て努力の質というか、自分に何が足りないのか、自分が今何をすべきかを毎日考える時間があるので、そこはすごく成長した」という。

またプレーの面でも「僕が一番感じたのはスピードのところで足の速さが違うというのを感じた。僕はそれを補わないと戦っていけないと感じた。一番今ボールの足でスプリントのトレーニングを毎練習後にやって、陸上の先生に来てもらったり」などと具体的な課題や対策を明かす。

その一方、スプリントトレーニングの成果は出ているというものの、中山氏から「ボールが出てこない時があるじゃないですか?それ悔しくないですか?」と訊かれた堂安は、「そうなんですけど、それがオランダに行って変わった僕のメンタル」とキッパリ。

「例えばですけど10回試合中スプリントして1回(パスが)来ればいい。俺の考えは、今。1回来てキーパーのいない無人のゴールに流し込めば僕のゴールなんで、僕がヒーローなんで、他の9回はから走りでもいい」と力説すると、先のベネズエラ戦では代表内トップのスプリント数を記録し、2位の選手と倍の差をつけていたことから「そんときにやっと自分のものになってきたなと。これが自分の武器になっていく」と手応えを口にした。