20日放送、テレビ東京「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」に、サッカー解説者の秋田豊氏がVTR出演。クラブ・ワールドカップ(W杯)準決勝で敗れた鹿島アントラーズに言及した。

2年前の決勝では一時2-1とリードを奪うなど前線し、延長戦の末に惜敗していた鹿島。今大会では前日に南米王者リーベル・プレートが敗れる波乱も起きていただけに、鹿島が世界王者レアルに雪辱できるかが注目された。

だが、王者レアル・マドリーに挑んだ鹿島は、前半終了間際にガレス・ベイルの先制点を献上。さらに、後半にもベイルに2ゴールを許し、ハットトリックを決められてしまう。土居聖真のゴールで1点を返した鹿島だが、そのまま1-3で敗北。2年前のリベンジとはいかなかった。

OBの秋田氏は「ちょっと鹿島らしくなかった」とコメント。「1失点目が一番悔やまれる失点かな」と、西大伍がワンツーを狙われ、ベイルに背後を取られて先制を許した場面に苦言を呈している。

さらに、秋田氏は「残り10分とか残り5分で絶対に失点しないのが鉄則なので、そういうところも鹿島らしくなかった」とコメント。大事な時間帯に得点を許してしまったことへの悔しさをのぞかせた。

そのうえで、秋田氏は「正直言って、負けてもともとというところはあったと思う」と、鹿島にとって難しい試合だったことも強調。「チームが一丸となって戦って、ここまで来られたという結束力、鹿島らしさをここまでは出せたのではないか」と続けた。