15日放送、フジテレビ「S-PARK」では、フィギュアスケートの三原舞依と坂本花織が、それぞれ親友と一緒に世界選手権に出場したいと意気込んだ。

小学生からの親友である三原と坂本。三原は2016年の全日本選手権で表彰台に立ち、翌年の四大陸選手権で優勝し、世界選手権でも5位と躍進し、坂本は2017年の全日本選手権で2位となり、平昌五輪に出場。6位入賞と飛躍した。

迎えた今季、坂本は「一歩一歩自分が立てた目標を達成できていると感じた年」と話すように、グランプリシリーズのフィンランド大会で3位、アメリカ大会で2位と表彰台に上がり、グランプリファイナルに初進出を遂げるなど勢いを保っている。

トップ選手としては異例のペースとなる今季7試合をこなしてきた坂本は、「休んではいられないので、全日本(選手権)までは締め上げていこうと思っています」と意気込む。

一方、ジャンプの回転不足が課題となり、なかなかスコアが伸びなかった三原だが、「かおちゃんみたいに本当に思い切ってパワーのある選手が同じリンクにいる」と、ジャンプを得意とする坂本を参考に改良。グランプリシリーズのフランス大会で2位と2年ぶりとなる表彰台を手にした。

全日本選手権に向けて手ごたえをつかんだ三原は「前向きすぎるくらい今は前を向いていて、しっかり演技後のインタビューで満足できたと言えるようにしたい」と意気込んだ。

坂本は「前までは舞依ちゃんが良かったら次は花織で…と1年ごとに交代交代で良い年が来ていたので、今年は舞依と言いたいところですが、自分も上がりたい」とコメント。世界選手権に一緒に「行きたいな」と願った。

坂本が「見上げている存在なので、縄でもつけて引っ張ってほしいぐらい」と話す三原も、「かおちゃんを引っ張る後ろの存在にはなりたくなくて、どんどんついていって…本当に一緒に(世界選手権に)行きたい」と続いた。