メルボルン・ビクトリーで活躍する本田 photo/Getty Images

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今季よりオーストラリアのメルボルン・ビクトリーでプレイしているMF本田圭佑は、早くもオーストラリアサッカー界の主役となってきている。本田は給与制限を受けないマーキープレイヤーとしてチームに加わっているが、ここまでAリーグでは7試合に出場して4得点を記録。目に見える結果を出しており、完璧なスタートを切っている。

その活躍もあって本田は10、11月の月間最優秀選手に選ばれており、米『ESPN』は「32歳のホンダはリーグで旋風を巻き起こしている」と主役になっていることを認めている。マーキープレイヤーとしての加入はプレッシャーとなったはずだが、ここまではそれを全く感じさせないパフォーマンスだ。月間最優秀選手に選ばれるのも当然だろう。

『Washington Post』も「受け取っている給与にふさわしい。ホンダは7試合にフル出場しており、王者メルボルン・ビクトリーで今季16得点中4点を決めている。それ以上に彼はピッチの中でも外でもチームの原動力となっている」と影響力の大きさを伝えている。本田の振る舞いがチームメイトにも良い影響を与えているのは間違いない。

頼れるベテランとしてチームメイトの意識を変え、自らも得点を決めてチームを勝利に導くのは理想的すぎるマーキープレイヤーの姿だ。Aリーグの各クラブも本田対策を進めているはずだが、この勢いを止めるのは簡単ではなさそうだ。