登山家・三浦雄一郎氏が語るアコンカグア登頂のリスク
2013年、世界最高齢となる80歳(当時)でエベレストに登頂した登山家・三浦雄一郎氏は、4日の会見で南米大陸最高峰・アコンカグア(6959m)登頂を発表。86歳になった同氏は、来年1月に登頂を試み、頂上到着後はスキーによる滑降を予定しているという。すると7日、日本テレビ「スッキリ」では、雄一郎氏とその息子・三浦豪太氏がゲスト出演。挑戦の経緯や登頂のリスクを語った。
「本当は9月にチョ・オユーっていう山を登る予定で、中国山岳会が『70歳以上は登っちゃいけない』、そういう通告がきた」と話す雄一郎氏。豪太氏が「今に始まったことじゃない。またかという感じで、なかなか終わらない」などと苦笑いを浮かべると、自身のバイタリティを「ただ、あそこに行ってみたい。登ってみたいというだけ」とアッサリ。それでもアコンカグアは、急な傾斜や蟻地獄のような地表から登頂率は30%ほどだという。
「頂上直下に蟻地獄みたいに登ったら(岩が)ガラガラくる。45度くらいの斜面」などと、その恐ろしさを説明した雄一郎氏。登頂ルートの変更も検討していると話すも、さらなる危険は登頂後のスキー滑降にも及ぶという。
「スキーで降りるほうが辛い。体重の3倍、4倍の荷物背負ってますから。片足に300キロ、400キロかけながら」という雄一郎氏に続き、豪太氏も「普通に歩くんだったら酸素の分だけ足を出せばいい。スキーはそうはいかない。来た障害物とかバランスとか、足に2倍、3倍の重力がかかる。それは普段、酸素あるところでは問題ないんですけど、酸素のないところでそれをやると、その回復ができない」と言い切った。
「頂上直下に蟻地獄みたいに登ったら(岩が)ガラガラくる。45度くらいの斜面」などと、その恐ろしさを説明した雄一郎氏。登頂ルートの変更も検討していると話すも、さらなる危険は登頂後のスキー滑降にも及ぶという。
「スキーで降りるほうが辛い。体重の3倍、4倍の荷物背負ってますから。片足に300キロ、400キロかけながら」という雄一郎氏に続き、豪太氏も「普通に歩くんだったら酸素の分だけ足を出せばいい。スキーはそうはいかない。来た障害物とかバランスとか、足に2倍、3倍の重力がかかる。それは普段、酸素あるところでは問題ないんですけど、酸素のないところでそれをやると、その回復ができない」と言い切った。