FC東京、韓国代表チャン・ヒョンスに厳重注意…兵役免除に必要な活動報告に偽り

写真拡大

 FC東京は30日、韓国代表DFチャン・ヒョンスに厳重注意処分を科したと発表した。

 クラブの発表によると、チャン・ヒョンスは兵役免除に必要な社会奉仕活動の一部について、事実とは異なる報告をしていたという。一部報道を受けて実施した本人からの事情聴取で判明し、厳重注意に至った。

 FC東京は公式HPにて「FC東京を応援していただいている関係者並びにファン・サポーターのみなさまにご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。チャン ヒョンス選手には厳重注意するとともに、今後の奉仕活動に関してはクラブとしても積極的にサポートしてまいります」と報告している。

 今回の件に際し、チャン・ヒョンスは以下のようにコメントしている。

FC東京を応援していただいているファン・サポーターのみなさま、さらにクラブスタッフ、監督以下選手・スタッフ、関係者のみなさまに、個人的なことで大変ご迷惑をおかけしたことにつきましてお詫び申し上げます。今回の兵役免除に必要な奉仕活動報告を、一部事実と異なる報告をしたこと、韓国代表選手として守るべき義務を怠たり誠実に遂行しなかったことを、本当に深く反省しています。改めて選手としての責任と国民としての義務をはたし、もう一度心を入れ替えて、みなさまに信頼してもらうように努力してまいります。今後ともご声援よろしくお願いします」

 チャン・ヒョンスは1991年生まれの27歳。延世大学校出身で、2012年にFC東京へ加入した。2014年からは広州富力でプレーし、昨年7月にFC東京へ復帰。今季はキャプテンに就任し、明治安田生命J1リーグ第30節終了時点で20試合出場1得点を記録している。

 年代別代表から韓国代表の一員としてプレーし、2014年にはアジア大会を制して兵役免除が決定。リオデジャネイロ・オリンピックや2018 FIFAワールドカップ ロシアにも出場している。