エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

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世界に1枚の限定カードはオークションで1000万円超予想

 エンゼルス大谷翔平投手は今季、二刀流のセンセーションを米国で巻き起こしたが、ベースボールカードの世界でも専門家から「2018年はオオタニの年」と認定されている。

「2010年代 各年で最もクールなトップス社ベースボールカード」と特集したのは、MLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」だった。

 スポーツ・トレーディングカード界で最大手の「トップス」社は、毎年数多くのベースボールカードを世に送り出している。そのトップス社が発行したカードの中から、各シーズン最高のカードを選出する企画だ。2011年と2016年にはマイク・トラウト、2015年はデレク・ジーターのカードが選出される中、2018年シーズンで選出されたのは「Shohei Ohtani」だった。

 記事によれば、オークション企業「ベケット社」のシニアアナリスト、ブライアン・フレッチャー氏は、「我々は1枚限定のオオタニのサイン入りカードを持っています。世界で1枚です。我々がオークションに出品する予定なのは、2018年ボウマン・クローム・ルーキー・オートグラフス・スーパーフラクターズで、これは10万ドル(約1110万円)以上になると予想しています」と話し、これまで高値がついてきたミッキー・マントルら偉人のカード価値を超えるという大胆予測を立てたという。

 一方、今季トップス社の中でも最高価値が見込まれている1000万円越え確定というお宝カードだけが、大谷選出の理由ではないという。

「オオタニはこの業界を牽引している。誰もが彼のルーキーカードを期待して袋を開けるのです。サイン入りのカードは500ドル、600ドル、1000ドル、それ以上で取引されています。彼は誰をも凌いでいます。何しろ海外にも米国内にもマーケットはあるわけですから。マイク・トラウト以外で最もホットな選手です。今年は彼が主役です」

大谷は米国内を虜にしただけではなく、日本はもちろん海外での人気も高い。それこそが大谷が「今年の主役」に選ばれた理由のようだ。ベースボールカードの世界も席巻する二刀流。米球界で2018年はオオタニ元年と記憶されるかもしれない。(Full-Count編集部)