【日本代表レポート】渡欧前日にワールドカップの悔しさを語った植田直通
14日、植田直通は鹿島アントラーズの練習終了から約2時間30分後、報道陣の前に現れた。ロッカールームから運び出した荷物は自分の車に収まりきらず、スタッフの車にも積み込まれる。その量は、植田が鹿島で過ごした5年半を表していた。
ワールドカップではメンバーに入ったものの、ついに出番は来なかった。植田は「僕はいつも自信を持ってやっていて、試合に出られれば良いプレーをすると思ってやっていました」と悔しそうに振り返った。
だが、同時に「海外でやっているだけで少しは違うと思う」と思ったそうだ。ワールドカップから帰国し、鹿島の練習に参加したとき、植田は「日本ではトップチームと言われている」と自負する鹿島でも「テンポの部分だったりが海外に比べれば絶対遅い」と感じたという。
移籍するベルギーでは自分よりも体格のいい選手と当たる機会が増えるだろう。植田は海外でプレーする選手たちから、「日頃から大きな選手とプレーすることで体は自ずと大きくなる」と聞いているのだそうだ。
「日々のトレーニングから意識の高い人たちと一緒にやることとの差があると思うので、そういう世界に自分は身を置きたいと思ったし、毎日そういう選手と戦うのが僕には必要だと思ったし、そういう中で揉まれたいと思いました」
植田は2022年ワールドカップに照準を定めている。「今回の悔しさもあってそこ(ワールドカップ)を目指すのは当たり前」だが、「本当に時間がない」と感じているのだ。そのため、「まずはベルギーで結果を出すことが大事」「全員を納得させるぐらいのプレーをしていきたい」と狙っている。
植田がアピールしようと思っているのは、「強さの部分」「球際のところで海外の選手を相手に負けずにやっていきたい」。ベンチからピッチを眺めるしかなかった経験が、植田を前へと突き動かしていた。
【森雅史/日本蹴球合同会社】
ワールドカップではメンバーに入ったものの、ついに出番は来なかった。植田は「僕はいつも自信を持ってやっていて、試合に出られれば良いプレーをすると思ってやっていました」と悔しそうに振り返った。
移籍するベルギーでは自分よりも体格のいい選手と当たる機会が増えるだろう。植田は海外でプレーする選手たちから、「日頃から大きな選手とプレーすることで体は自ずと大きくなる」と聞いているのだそうだ。
「日々のトレーニングから意識の高い人たちと一緒にやることとの差があると思うので、そういう世界に自分は身を置きたいと思ったし、毎日そういう選手と戦うのが僕には必要だと思ったし、そういう中で揉まれたいと思いました」
植田は2022年ワールドカップに照準を定めている。「今回の悔しさもあってそこ(ワールドカップ)を目指すのは当たり前」だが、「本当に時間がない」と感じているのだ。そのため、「まずはベルギーで結果を出すことが大事」「全員を納得させるぐらいのプレーをしていきたい」と狙っている。
植田がアピールしようと思っているのは、「強さの部分」「球際のところで海外の選手を相手に負けずにやっていきたい」。ベンチからピッチを眺めるしかなかった経験が、植田を前へと突き動かしていた。
【森雅史/日本蹴球合同会社】