【MLB】大谷の特大決勝アーチは「驚きなし」!? 米メディアがセベリーノ白旗弾と比較
4月にはセベリーノから内角ボール球を右翼席へ弾丸で突き刺す
エンゼルス大谷翔平投手が8日(日本時間9日)、本拠地でのドジャース戦で自身メジャー初となる代打ホームランを放った。3-3の同点で迎えた7回先頭で打席に立つと、ド軍2番手シャグワから中堅スタンドへソロ弾一閃。勝ち越しとなる豪快な7号アーチにも、米メディアは「驚きなし」と規格外のパワーを称賛している。
待望の一発が飛び出した。同点の7回に代打で登場した大谷は変則右腕シャグワと対戦。カウント2-2からの6球目となる95.8マイル(約154キロ)の内角低め速球を完璧に捉えた。飛距離を伸ばした打球は、エンゼルスタジアムの名物ロックパイルに飛び込んだ。
MLBデータ解析システム「スタットキャスト」の専門記者デビッド・アドラー氏は、自身のツイッターで「決勝弾のショーキャスト」と大谷の一撃を分析。チームを勝利に導いた決勝弾は、初速108.8マイル(約175キロ)、飛距離443フィート(約135メートル)だったというデータを紹介するとともに、「4月にルイス・セベリーノから放った、さらに高速でさらに内角の速球を仕留めた本塁打を再現できなかったとしたら、驚きだろう」とツイートしている。
大谷は4月28日(同29日)に本拠地ヤンキース戦で、エース右腕セベリーノが内角に投じた渾身の97マイル(約156キロ)剛速球を右翼スタンドに運んでいた。現在ハーラートップの14勝を誇るセベリーノは、まさかの豪快弾を浴びて「もう内角に投げない」と潔く白旗を上げたほどだった。
シャグワの投じた時速154キロ速球も文句なしの剛速球だったが、スピードもコースもセベリーノの速球ほどではなかっただけに、アドラー氏は「再現できなかったとしたら、驚きだろう」と断言。今回も内角低めのなかなか難しいコースに見えたが、いとも簡単に捉えてみせる大谷に、周囲の期待値はますます高まりを見せているようだ。(Full-Count編集部)