香川真司【写真:Getty Images】

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ドルトムントは7選手全員がW杯敗退、チーム作りにはプラス

 サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメント1回戦で日本はベルギーに逆転負け。5日に帰国した。この結果を受けて喜んでいるのが、MF香川真司の所属先ドイツ1部ドルトムントだ。同クラブからはW杯に7選手が出場していたが、全員が敗退。これにより、8月1日からの合宿にフルメンバーがそろうというのだ。ドイツ紙が伝えている。

 ドルトムントからは7選手が出場していた今大会。ドイツMFマルコ・ロイス、ポーランドDFウカシュ・ピシュチェクは1次リーグでまさかの敗退。

 ポルトガルDFラファエル・ゲレイロはウルグアイに、DFマヌエル・アカンジとGKロマン・ビュルキがいたスイスはスウェーデンに、MFトーマス・ディレイニーのデンマークはクロアチアに、そして日本の香川はベルギーに敗れた。

 7選手全てが8強前にロシアを去る事となったが、これはクラブにとっては朗報だ。ドイツ紙「ビルト」が伝えている。

「この結果によって明らかになったことは、8月1日からバート・ラガーツ(スイス)で始まる合宿にはほぼ全員が揃うという事だ」

前回大会は主力の合流が遅れ出遅れ

 前回大会では、重要な5選手が不在で、キャンプで準備を進めることができず、当時の監督だったユルゲン・クロップがチーム作りに苦労したことを伝えている。

「その結果ドルトムントの前半戦は壊滅的で、18試合が終わった時点で最下位だったのだ」

 だが、今回、ルシアン・ファブレ新監督はその心配をする必要がないとしている。

 同紙によると、ロイスとビシュチェクは、7月18日から始まる米国ツアーに同行。ゲレイロは7月29日に、そして香川はその2日後に合流することになっているという。(THE ANSWER編集部)