「麻央さんの命日である6月22日、海老蔵さんはご家族だけでお墓参りに行くつもりだそうです。さらに、仏教の一周忌にあたる一年祭も27日以降に予定しています。梨園のそうそうたる方々が出席するでしょう」(歌舞伎関係者)
 
小林麻央さん(享年34)が亡くなってまもなく1年がたつ。夫の市川海老蔵(40)は長女の麗禾ちゃん(6)や長男の勸玄くん(5)を育てながらも市川宗家の当主として多忙な日々を過ごしている。
 
そんななか、驚きのニュースが伝えられた。『女性セブン』4月26日号で、海老蔵が麻央さんとの思い出の自宅を売却しようとしていると報じられたのだ。たしかに海老蔵自身も、3月28日付けのブログでこう綴っていた。
 
《なんとなく引っ越そうかな、と思う朝でございます》
 
闘病中だった麻央さんのため、生活しやすい賃貸マンションに引っ越していた海老蔵。売却が報じられたのはこのマンションではなく、麻央さんとの結婚にあたって購入した地上2階、地下1階の約2億円の豪邸だという。だが、別の歌舞伎関係者は本誌にこう語る。
 
「記事では“不動産会社勤務の知人に価格などを相談している”と書かれていました。でも実は海老蔵さん、最終的に売却を拒否したんです。海老蔵さんが都内の一等地にこの自宅を購入したのは10年前。今売ればかなりの高値がつくはずです。実際、買い手も出てきていたといいます。それでも彼は『売らない』と決めました」
 
いったいなぜなのか。そこには、麻央さんへの思いがあったという。
 
「一年祭の前に売却することに、実母の季実子さん(65)が反対するという考えもあったのでしょう。でもそれ以上に『麻央さんとの思い出がたくさんつまった家を手離せない』という思いが強いようです」(前出の歌舞伎関係者)
 
一家が現在暮らしているマンションでも、こんな光景が見られている。
 
「海老蔵さんは今も家のところどころに麻央さんの写真を飾っているそうです。麻央さんのことを子供たちが忘れてしまわないようにという思いがあるようです。子供たちも『このアニメ、ママと見たよね』と麻央さんとの思い出を口にすることがあるといいます。だから海老蔵さんは『子供たちがもう少し大きくなるまでは、あの家をそのままに』と考えているのかもしれませんね」(前出の歌舞伎関係者)
 
7月5日から始まる東京・歌舞伎座での座頭公演に勸玄くんとともに出演する海老蔵。その活躍ぶりを、麻央さんは今も空から見守っている――。