中小企業銀行(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の中小企業銀行(IBK)は1日、日本の三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行と計4000億ウォン(約390億円)のウォン・円コミットメントライン契約を締結したと明らかにした。

 コミットメントラインは、金融機関の間であらかじめ設定した期間と融資枠の範囲で緊急時の融資を約束するもの。

 IBKは両銀行にそれぞれ2000億ウォンを限度とする融資枠を提供し、両行から各200億円の融資枠の提供を受ける。契約期間は1年で、満期時に双方が同意すれば1年単位で延長することができる。

 今回の契約により、IBKは日本の銀行とウォン・円の双方向のコミットメントラインを保有する韓国で唯一の銀行になった。これまでの韓国の銀行のコミットメントライン契約は、主に海外の銀行から外貨を借り入れる方式だった。

 IBKの関係者は「今回の契約で非常時に外貨を確保できる安全装置が強化された」とし、「中小企業の輸出入取引の支援にも役立つ」と説明した。