「100秒で絶対にお腹がすく!宮崎県の食PR動画」――2018年2月20日、宮崎県が1本の動画を制作した。

「Sound of hinata food」と題したこの動画。一体どんな動画なのか――?


つややかな宮崎牛(画像はプレスリリースより)

動画から漂う、とんでもない「シズル感」

美味しそうな食べ物を切ったり、煮たり焼いたり......と、まさに「シズル感」溢れる動画に仕上がっている(筆者は13時ごろ見てしまったせいか、すさまじい空腹感に襲われた)。

宮崎県は、和牛オリンピックで内閣総理大臣賞を受賞した宮崎牛や、完熟マンゴーやきんかんの「たまたま」、一本釣りの豊富な漁獲量で知られるカツオ、タルタルソースをかけたお馴染みの1品であるチキン南蛮......など、数多くの食材が有名だ。


炙られるカツオ(画像はプレスリリースより)

また、宮崎県では、PRのための公式サイト「日本のひなた 宮崎県」も2015年度に制作。1年目は宮崎県の人の好さや自然の良さをアピールし、2年目は俳優の温水洋一さんを起用して宮崎県への人々の誘致を図るテーマでPRを行った。3年目となる2017年度は、宮崎牛が和牛オリンピックで3連覇を果たしたことや、宮崎の焼酎が3年連続で全国一の出荷量を記録したことから、「食」をテーマにしたという。


冷や汁(画像はプレスリリースより)

宮崎県庁商工観光労働部観光経済交流局のオールみやざき営業課物産・PR担当の担当者は、2月27日のJタウンネット編集部の取材に対し、

「見るだけでなく、聴いて感じる宮崎の『食』のアピールを図りました」

と語る。公開して1日たたずに1万回の再生数を達成したといい、27日現在すでに7万回を超える再生数と、堅調に伸びていることがうかがえる。担当者は、

「今後も、ネット上などで反響が広がっていけばと思います」

と語り、ゆくゆくは、この動画を大都市圏での物産展などで流して魅力を伝えることが出来ればと語る。今後の動画作成については未定だとした。