【ファンキー通信】ほじってお食べ! 耳垢キャンディ

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 お風呂上がりの「耳ほじり」って最高よね! ほじほじして、よくとれたときはホントに快感。綿棒派、耳かき派など違いはあれど、とにかくあの穴をほじるのがたまらない。なんだか耳そうじにエロスを感じてしまうのは私だけ?

 実は、耳の穴をほじる体験が、自分の耳じゃなくてもリアルにできる、耳垢キャンディがアメリカに存在するんです。うそーんとお思いのあなた。その名は「EAR WAX CANDY」。

 本物そっくりのピンクのプラスチックでできた耳には穴が。中には、オレンジ色でジェル状のワックスがふんだんに満たされていて、付属のプラスチックの棒ですくっていただく仕組み。味はフルーツ味だが、オレンジ色のジュクジュクが、まさに耳垢。

 この耳垢キャンディの最大の醍醐味は、「耳ほじり」にあるに違いない! そこで、大阪にある日本の耳かき専門店のパイオニア「耳の床屋さん 玉こん」の高橋景夫さんにお話をきいてみた。耳そうじの魅力って一体何ですか?

 「自分では見えないところをきれいにするっていうのが魅力です。耳そうじをしたあとのお客さんは、今までの人生になかったくらい気持ちいいと、やみつきになるようですね。耳垢キャンディ? アハハ。それは面白いですなぁ」(耳の床屋さん 玉こん 高橋さん)

 こちらの玉こんでは、ファイバースコープを使いながら、特殊な耳かきで奥から根こそぎ耳垢をキャッチするという、かなり本気の耳そうじ。

 本来の市販の綿棒や耳かきでは、耳垢を取ることは実は難しい。なぜならもっと奥に詰まっている上に、市販されているものを使えない人が多いからという。耳垢を詰まらせると耳がゴロゴロしたり、肩が凝ったり、終いには聞こえなくなってしまう人も・・・。ということは、耳そうじというのは単に気持ちいいだけでなく、体のためにも大切なことだったのだ。

 ちなみに、この耳垢キャンディを日本で手にいれることができないか、オモシロ雑貨の宝庫ヴィレッジバンガードに聞いてみた。

 すいません、耳垢キャンディって置いてないですか?

 「え! 耳垢・・・? 知りませんでした。不勉強でごめんなさい。これはきっとジョークフードの王道といえるかもしれません」(ヴィレッジバンガードコーポレーション 清水さん)

 本当に耳垢を取りにいくもよし、日本でこの耳垢キャンディが発売されるのを首を長くして待ってもよし。いやぁ、「耳ほじり」って本当にいいものですね。(文/verb)