CBS MarketWatchによると、先月、米ナスダック市場に新規上場を果たした中国インターネット検索最大手バイドゥ（百度）・ドットコムの株価は14日、米投資銀行ゴールドマンサックスとパイパージャフレー証券のアナリストが、同社株に対する投資価値の先行き見通しに懸念があるとして、投資格付けを「アンダーパフォーム」で開始したことから、米ナスダック株式市場で30％近く下落した。前場の取引で、前日比21％安の89.65ドルで推移したが、その後さらに下落、同28.4％安の81.32ドルで引けた。他のネット関連株は、翌日にグーグルの2度目の株式売り出し（40億ドル相当）を控え、まちまちな動きだった。

　　同社株は、米投資銀行のJPモルガンとモルガンスタンレーのアナリストが中国のネット関連株に明るい見通しを示したことから、ここ3営業日で35％以上、上伸していた。パイパージャフレーのアナリストは、バイドゥ株の目標価格を45ドルに設定しており、ゴールドマンサックスのアナリストは同社株の目標価格を約27ドルとし、楽観的な見通しでも約45ドルまでとしている。【了】