野村克也

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26日に行なわれたプロ野球のドラフト会議で、高校生として史上タイとなる7球団が競合した結果、北海道日本ハムが交渉権を獲得した清宮幸太郎（早稲田実業）。29日放送、TBS「S☆1」では、野村克也、落合博満という2人の名将が清宮に言及した。

今年のドラフトで最大の注目だった清宮について、野村氏は「お客さんを集めるだけでもプロ向き」と評価。「何としても王（貞治）2世に育てたい」と、日本ハムの責任は重大だと指摘した。

大きな注目を集めただけに、野村氏は清宮が徹底的にマークされると予想。それを上回るだけの「頭脳と性格の強さ」を持っているかどうかが鍵を握るとの見解を示している。

そのうえで、ファーストのホームランバッターには「最低30本」の本塁打が期待されるとし、野村氏は「ファーストはやっかい」とも述べた。

一方の落合氏は、勉強しながらクラブ活動として行ない、野球から逃げられる時間帯がある高校時代と異なり、プロ野球選手は逃げる場所がない「仕事」であることを強調。「寝ても起きても野球をやっていなくてはいけない」という状況に早く慣れ、そのための体力が必要と述べた。

落合氏は「1年でも長くこの世界にいられるように、野球に集中して没頭してやれるか」と、清宮がプロ野球選手として「仕事」に専念できるかどうかが大事だと助言した。