“永遠の王子”トッティが4カ月ぶりにプレー 豪快ミドル弾炸裂で5万人の観衆を魅了
トビリシで行われた往年の名選手たちによるチャリティーマッチに出場
イタリア・セリエAの強豪ローマでキャリアのすべてを過ごし、昨季限りで現役を引退した元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが、現地時間29日にジョージアの首都トビリシで行われたチャリティーマッチで4カ月ぶりにプレー。
約20メートルの位置からミドルシュートを決めるなど、会場に駆け付けた5万人の観衆を魅了した。
現役ラストゲームとなった5月28日のジェノア戦から4カ月、スーパースターの辞書に“ブランク”という文字はなかったようだ。
現在、ローマで幹部を務める傍ら、将来の監督転身を見据え、UEFA公認Bライセンス取得に向けて講習会に通っているトッティ。29日には、元ACミランの選手でトビリシ市長に立候補しているカハ・カラーゼ氏が企画した往年の名選手によるチャリティーマッチ「ワールド・フットボール・スターズ・フォー・ジョージア」に出場した。
元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏(元ミラン)や元クロアチア代表MFズボニミール・ボバン氏(元ミランほか)、元ブラジル代表FWリバウド氏(元ミランほか)、元ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ氏(元ミランほか)ら豪華メンバーが参加するなか、トッティはペナルティーアーク後ろから元イタリア代表GKセバスティアーノ・ロッシ(元ミランほか)が一歩も動けない豪快なミドルシュートを突き刺すなど、会場を沸かせた。
5万人の観衆がトッティのプレーに酔いしれる
イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、「トッティ、ジョージアに戻る。ゴール、アシスト、そして多くの笑顔」と見出しを打って速報。トッティが背番号10とキャプテンマークを身に着けてプレーし、5万人の観衆がそれを見届けたことを伝えている。
試合後にはマルディーニがインスタグラムでトッティとの2ショットを公開し、ファンからは「レジェンドたちよ!」「2人のクラックが一緒に」といったコメントが寄せられていた。
「ローマの王子」と呼ばれた男にとっても、忘れられない一日となったに違いない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
【写真】マルディーニが公式インスタグラムで紹介した“ローマの王子”トッティとの「レジェンド・2ショット」
マルディーニが公式インスタグラムで紹介した“ローマの王子”トッティとの「レジェンド・2ショット」