iPhone X (仮)の目玉は動く絵文字「アニモジ Animoji」。3D表情認識と声で作成
次期iPhoneの名称 iPhone X, iPhone 8, iPhone 8 Plus (仮) が見つかった iOS 11 GMリークからは、他にも新機能や新製品の手がかりが発掘されています。

画像のポリゴン絵文字は、iOS 11を解析したSteve T-S 氏いわく「Animoji」。iPhone X (仮) の新機能である3D顔認識・表情トラッキングを使い、ユーザーの声と表情を反映したアニメーション絵文字とされています。


(Animoji アニメーションの例 by 9toMac)

おさらいすると、iPhone X (仮)は9月12日に発表される見通しの新型iPhone。 現行モデル iPhone 7 / 7 Plus の後継となる iPhone 8/ 8 Plus (これまた仮) と並んで、3機種のなかでも最上位の高価なモデルになると考えられています。

その iPhone X の新機能が、前面に配置された3Dセンサによる高度な顔認識(フェイシャルトラッキング)。

ただの顔検出ならば昔からカメラやアプリに搭載されており、通常のカメラを使った顔認証もAndroidなどでは採用していますが、新iPhoneでは奥行き認識もできるセンサを併用することで、高い精度の表情トラッキングや、指紋認証のTouch IDを置き換えるFace ID に対応すると見られています。


流出した iOS 11 GM (製品版) から見つかった Animoji はこのFace IDカメラを使い、ユーザーの表情を反映したポリゴンの3D絵文字キャラクターをアニメーションさせるらしい機能。送れるアプリはおそらく iMessage 。

アニメーションつきの絵文字(っぽいもの)といえば、Apple Watch で送れる表情豊かな顔ステッカーもありました。Animoji はアレを既存の絵文字のうち顔のあるもので、リアルタイム生成する仕組みのようです。

3Dとはいえ人間以外も含むシンプルな絵文字キャラクターならば、表情の反映といってもあまり繊細なものになるとも思えず、であれば一般的なスマートフォンの前面カメラで実現している程度の表情認識でも同じ機能を実現できそうなものです。

しかしアニメーションの例を見てみると、口や目の表情は驚くほど豊か。眉のないキャラクターでもポリゴンで全体が歪むことで目の表情を反映しています。口元も開く・閉じるだけでなく微妙なニュアンスつき。

実際の精度がどうなるかはまだ分かりませんが、顔認証アンロックよりは分かりやすくフェイシャルトラッキングの効果を示すデモになりそうです。



日本の絵文字から世界の emoji に輸出された 💩 、Unicodeの U+1F4A9 もアニモジ対応。



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