あなたの本名、iPhoneでバレバレ!対処方法とそれを逆手に遊んでみた
Facebookは基本本名で登録しなければならないけど、SNSで本名を使ってやり取りしている人って少ないですよね。でもiPhoneを使っていると、知らぬ間に本名がバレている、なんてケースがあるんです。Apple IDに登録した際の名前を端末の名前として自動的に利用されていることが原因なのですが、どんなときにバレて、どう対策すればいいのか学ぶとともに、ちょっと遊んでみました。本名がバレれてしまうケース、その1が「AirDrop」です。Bluetooth経由でiOS端末どうしデータを受け渡しできるものです。データを直接やりとりできるので、大きなデータでも通信料がかからずとても便利なのですが、AirDropの設定を理解していないと本名がバレてしまうのです。
AirDropのやり方は、送りたいデータを「共有」すると、共有方法の一覧のなかに近くにいてAirDropで送れる人が表示されます。そこに本名が表示されているわけです。誰の端末なのかすごくわかりやすく、間違って送らずにすむかもしれませんが、この表示がAirDropの設定で知らない人にもわかってしまいます。
▲写真やWebサイトで共有を実行すると、AirDropで共有できるユーザーが表示される。その際、名前が表示されてしまう。
AirDropで受け入れる設定には、「受信しない」と「連絡先のみ」、「全員」の3つがあります。通常は「連絡先のみ」にしておけば、自分の連絡先を知っている人なので、本名を知られてもそうそう問題ないと思います。しかし、「全員」にしてしまうと、近くにいる人が共有動作をすると、あて先として表示されてしまい、知られてしまうわけです。
▲通常は「連絡先のみ」の設定になっている。ここをタップすると設定を変更できる。
▲AirDropは「受信しない」と「全員」も選択でき、全員にしてしまうと連絡先に登録されていない人からも受け入れOKとなり、名前が表示されてしまう。AirDropの状態としては「すべての人」と表示される。
以前、iPhoneにわいせつ画像を送る「サイバー露出」事件発生。AirDrop悪用 の記事みたいなこともありました。要は、近くにいるAirDropできる相手を見つけては、わすせつな画像を送りつけられる事案が発生したわけです。もし本名バレバレだと女性も特定しやすく、そういった犯罪が起こる可能性大です。初対面で連絡先に登録していない人とやり取りする以外は、意味なく「全員」に設定するのはお勧めしません。
▲送信側がAirDropに表示されているユーザーをタップすれば、このように受け入れるか否かを選択できる。「辞退」するにしても、送られてくる内容を表示するので、わいせつな画像をおくせれたら目にしてしまうのだ。
本名バレバレその2は、iPhoneなどで「インターネット共有」をするとき。Wi-Fi経由やBluetuuth経由で接続しようとしたとき、SSIDや端末の名前が「○○のiPhone」となっていて慌てることがあるでしょう。AirDrop同様、端末の名前をそのまま利用しているためです。このため近くでWi-Fiを探している人がいると、本名が表示されてちょっと恥ずかしくなってしまいます。
▲インターネット共有をオンにすると、登録してある名前がWi-Fi経由ならSSIDとして表示されることになる。ネットワーク一覧に、堂々と表示されてしまい、その時気がつくケースも多いだろう。
Bluetoothのペアリング時も同様です。街なかでBluetoothのペアリングを行なう機会はそうありませんが、そこにも端末の名前が利用されていることだけは覚えておきましょう。
さて、本名を使われた端末の名前、安心してください、変えられます。設定アプリの「情報」で「名前」を変更すれば大丈夫です。とりあえず本名以外のものにしておけば安心でしょう。
▲設定アプリの「一般」にある「情報」で「名前」を選択。「○○○○のiPhone」と書かれているものを修正する。
とここで、この名前がインターネット共有やAirDropで見ず知らずの人に見られることを逆手に取り、おもしろい名称にしている人たちもいます。インターネット共有の際は、この名前がWi-Fiの一覧に表示されるSSIDにあたるわけですが、SSIDについてちょこっと調べてみたところ、任意の文字列で最大32文字(1バイト=1文字)までで、2バイト文字(全角の文字など)でも問題ないようです。しかも日本語や記号だけでなく、絵文字でも大丈夫で、そうなるといろいろなSSIDがつけられることになります。
たとえば、無線LANに引っ掛けて「大塩平八郎のLAN」「淫LAN」だとか。「X68000」や「FM-TOWNS」のような昔のパソコン名、「\(^o^)/」のような顔文字などもいけます。また特定の場所ごとに変えるのもありでしょう。ライブ会場なら「○○○○推し」といった推しメンにしたり、通勤時には「駆け込み乗車はご遠慮ください」みたいなメッセージにしてみたり。センス次第でいろいろと遊べると思います。
▲Wi-Fi一覧を表示すると、こんなふうにいろいろなSSIDが表示されることも。ツッコミを入れたくなったり、クスッと笑えるような名称にしたいところだ。
人が集まるところで、Wi-Fiを確認してみると、おもしろいものからくだらないものまで、変なSSIDが溢れているかもしれませんよ。
▲写真やWebサイトで共有を実行すると、AirDropで共有できるユーザーが表示される。その際、名前が表示されてしまう。
AirDropで受け入れる設定には、「受信しない」と「連絡先のみ」、「全員」の3つがあります。通常は「連絡先のみ」にしておけば、自分の連絡先を知っている人なので、本名を知られてもそうそう問題ないと思います。しかし、「全員」にしてしまうと、近くにいる人が共有動作をすると、あて先として表示されてしまい、知られてしまうわけです。
▲通常は「連絡先のみ」の設定になっている。ここをタップすると設定を変更できる。
▲AirDropは「受信しない」と「全員」も選択でき、全員にしてしまうと連絡先に登録されていない人からも受け入れOKとなり、名前が表示されてしまう。AirDropの状態としては「すべての人」と表示される。
以前、iPhoneにわいせつ画像を送る「サイバー露出」事件発生。AirDrop悪用 の記事みたいなこともありました。要は、近くにいるAirDropできる相手を見つけては、わすせつな画像を送りつけられる事案が発生したわけです。もし本名バレバレだと女性も特定しやすく、そういった犯罪が起こる可能性大です。初対面で連絡先に登録していない人とやり取りする以外は、意味なく「全員」に設定するのはお勧めしません。
▲送信側がAirDropに表示されているユーザーをタップすれば、このように受け入れるか否かを選択できる。「辞退」するにしても、送られてくる内容を表示するので、わいせつな画像をおくせれたら目にしてしまうのだ。
本名バレバレその2は、iPhoneなどで「インターネット共有」をするとき。Wi-Fi経由やBluetuuth経由で接続しようとしたとき、SSIDや端末の名前が「○○のiPhone」となっていて慌てることがあるでしょう。AirDrop同様、端末の名前をそのまま利用しているためです。このため近くでWi-Fiを探している人がいると、本名が表示されてちょっと恥ずかしくなってしまいます。
▲インターネット共有をオンにすると、登録してある名前がWi-Fi経由ならSSIDとして表示されることになる。ネットワーク一覧に、堂々と表示されてしまい、その時気がつくケースも多いだろう。
Bluetoothのペアリング時も同様です。街なかでBluetoothのペアリングを行なう機会はそうありませんが、そこにも端末の名前が利用されていることだけは覚えておきましょう。
さて、本名を使われた端末の名前、安心してください、変えられます。設定アプリの「情報」で「名前」を変更すれば大丈夫です。とりあえず本名以外のものにしておけば安心でしょう。
▲設定アプリの「一般」にある「情報」で「名前」を選択。「○○○○のiPhone」と書かれているものを修正する。
とここで、この名前がインターネット共有やAirDropで見ず知らずの人に見られることを逆手に取り、おもしろい名称にしている人たちもいます。インターネット共有の際は、この名前がWi-Fiの一覧に表示されるSSIDにあたるわけですが、SSIDについてちょこっと調べてみたところ、任意の文字列で最大32文字(1バイト=1文字)までで、2バイト文字(全角の文字など)でも問題ないようです。しかも日本語や記号だけでなく、絵文字でも大丈夫で、そうなるといろいろなSSIDがつけられることになります。
たとえば、無線LANに引っ掛けて「大塩平八郎のLAN」「淫LAN」だとか。「X68000」や「FM-TOWNS」のような昔のパソコン名、「\(^o^)/」のような顔文字などもいけます。また特定の場所ごとに変えるのもありでしょう。ライブ会場なら「○○○○推し」といった推しメンにしたり、通勤時には「駆け込み乗車はご遠慮ください」みたいなメッセージにしてみたり。センス次第でいろいろと遊べると思います。
▲Wi-Fi一覧を表示すると、こんなふうにいろいろなSSIDが表示されることも。ツッコミを入れたくなったり、クスッと笑えるような名称にしたいところだ。
人が集まるところで、Wi-Fiを確認してみると、おもしろいものからくだらないものまで、変なSSIDが溢れているかもしれませんよ。