高岡高等学校(富山)
■歴史ある学校の高岡高校 1898年に高岡尋常中学校として創立し、2008年に創立110周年を迎えた歴史ある学校の高岡高校。平成26年度から始まり、56校が指定されたスーパーグローバルハイスクールとして文科省から指定を受けている。野球部は今春、県大会でベスト8入りを果たした。
■甲子園で校歌を歌う! 高岡野球部は現在1年生10名、2年生11名、3年生15名の計36名で活動している。グラウンドは他部活と共用だが、野球部のスペースがあり工夫しながら練習を積む。このチームの目標は「富山県大会を勝ち抜き、甲子園で校歌を歌う」こと。磯部 宗志主将は「3年生は1、2年生の時に校歌を夏に歌っていません。自分らの代では絶対に歌い、1戦でも多く勝つんだということを新チームになって決意しました」。
■ウリは堅実野球 今年のウリは「隙のない走塁、初球からフルスイングできるところ、バントを絡めた堅実な野球をできることです」と磯部主将。その磯部主将が印象に残っている試合、それは春の県大会での富山南戦。序盤から苦しい展開で、コールド負けも見えてきた試合だったが、全員の気持ちは途切れることがなかった。「逆に雰囲気良く、1点ずつ取りに行こうと思い、7、8、9回に2点ずつ奪いサヨナラ勝ちしました」。
■このチームを引っ張る選手は? 磯部主将はこのチームを引っ張る選手に杉本 大成を挙げた。「1年秋からショートとしてチームを引っ張り、新チームからも守備能力の高さで内野陣をリードしています。またバッティングでも1番として高い出塁率を誇っています」と称賛。続いて夏のキーマンには山口 正義、福澤 大資、門 達哉の3名を選ぶ。特に門は下半身の太さがチームナンバー1。思い切りのよいバッティング、キャッチャーとして投手を支ええるリードに注目だ。
■全員一丸となって 夏に向けて高岡野球部はバッティングでは下半身で打つことをテーマに取り組んでいる。まだ一度も校歌を歌っていない3年生。「絶対に歌うために、32名+マネージャー4名全員で一丸となって、最後悔いの残らない夏にしたいです」と磯部主将は宣言した。
盛り上がったときの爆発力に注目ここからは前 海成副主将(3年)と山田 龍之介選手(3年)にお話を伺いました。
Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。
前:バッティングでは下半身主導でスイングすること、守備では打球に素早く詰めてから、足でバウンドを合わせることです。山田:初回の入りから自分達が持つ最高のパフォーマンスができる準備を万全にすることと、打撃、守備、走塁の全てにおいて下半身を使ってプレーをすることです。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
前:春の大会初戦でシード校相手に点差を付けられていましたが、ベンチも一緒にまとまり逆転して勝ち、チームとしての成長を感じたことです。山田:毎日の練習で仲間と声を掛け合い、お互いが高め合い、切磋琢磨して信頼関係が築けたことです。
Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!
前:初球から思い切ってスイングしにいく姿勢です。山田:常にチームを鼓舞する声と元気です。
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
前:積極的な走塁、小技を活かした攻撃です。山田:盛り上がったときの爆発力、そしてどんな時でも絶対あきらめない心は負けません。
Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください
前:これまで積み上げてきたことをすべて出し切り、悔いのない夏にします。山田:チーム全員の笑顔が溢れ、各々が自分の持てる力を発揮し、絶対に悔いの残らない夏にします。
前選手・山田選手、ありがとうございました!
必死になって戦おう!ここからは水野 行俊監督にお話を伺いました。
Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。
足の速い選手が多く、足を活かした走塁、守備でチームの力を付けていくことをやってきました。本校の校訓である「自主自律」の精神で、自分達で勝利をつかむために、選手達が考え工夫して取り組んできたので、一人ひとりがチームに貢献するために成長し、たくましくなっているはずです。
Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!
初戦にベストコンディションで臨むことがまず大事。やるべきことはやった!必死になって戦おう!
水野監督、そして高岡野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!【僕らの熱い夏 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!