スマホを10.1インチのフルHDディスプレイに変身させる「Superscreen」
年々大画面化を続けるスマートフォンですが、「それでも画面が小さすぎる」と思っている人も多いはず。そんな時に役立つワイヤレス接続でスマートフォンの画面を映し出せる持ち歩き可能な10.1インチスクリーンが「Superscreen」です。
Superscreen - Supercharge your phone with a 10.1” HD display by Transcendent Designs - Kickstarter
スマートフォンとタブレットの両方を持ち歩く人もいますが、2台持ちとなると両方の端末を最新の状態にアップデートしなければいけなくなり、両方の端末でインターネットに接続しようと思えばモバイル回線の契約料も高くなってしまいます。そもそも2台持っていても「片方しか使わない」という人もいるはずで、そんな「大画面がほしいけど、タブレットを購入するほどでは……」という場合に最適なのがSuperscreenです。スマートフォンの画面を映し出す端末なのでアプリのアップデートなどを行う必要がなく、インターネット接続するわけでもないので2枚目のSIMカードを用意する必要もありません。
Superscreenがどんな端末になっているのかは以下のムービーを見ればよくわかります。
女性が手に持っているのがSuperscreen。
使い方は簡単で、スマートフォンにインストールした専用アプリでスマートフォンとSuperscreenを接続するだけ。
すると、10.1インチの2K(2560×1600)ディスプレイ上でスマートフォンを操作可能になります。
Wi-Fiを使ったミラーリングなどよりも高速で遅延の少ないミラーリングが可能。
スマートフォンの画面を映し出すだけなので、スマートフォン内のブックマークをそのまま使用でき……
スマートフォンのモバイル回線でインターネットが楽しめます。
クラウドや有線を使用する必要がなく、通常のWi-Fi接続よりも高速にミラーリング可能。2枚目のSIMカードを用意する必要もないので余計なお金がかかることもありません。
ムービーコンテンツとの相性が抜群で……
スマートフォンでは味わえないダイナミックな映像が楽しめそう。
スマートフォンだと難しいキーボード操作も快適になるので、メールの作成やプレゼン資料の作成などに向いているのかも。
そんなSuperscreenの価格はわずか99ドル(約1万1000円)。
バッテリー容量は6000mAhで12時間使用可能。
接続したスマートフォンとSuperscreenは最大100フィート(約30メートル)離れていてもOK。
Superscreen本体はステレオスピーカー搭載
Bluetooth 4.1対応
フロントには2メガピクセルのカメラ
背面には5メガピクセルのカメラも搭載しているので、Superscreenで写真を撮影したりビデオ通話をしたりも可能。
もちろんiOSとAndroidの両方に対応しています。
本体カラーはIVORY WHITEとMIDNIGHT BLACKの2色で、付属品には本体充電用のUSB-A TO USB-C CABLEと、USB-A WALL CHARGERの2つ。
Superscreenは世界最大の家電見本市であるCES 2017に出展しており、その際のデモンストレーションの様子がムービーで公開されています。Superscreenをタッチしながら操作している様子を見ることが可能で、遅延もかなり少ないことがよくわかります。
Superscreen demo at CES 2017 - YouTube
そんなSuperscreenは現在クラウドファンディングサイトのKickstarter上で出資を募集中。記事作成時点で既に目標金額30倍以上の出資金が集まっており、製品化はほぼ確実です。119ドル(約1万3000円)の出資で2017年12月に受け取り予定のSuperscreenをひとつゲット可能で、199ドル(約2万2000円)の出資でテスト版のSuperscreenを2017年9月にゲットできます。なお、日本への配送には別途19〜29ドル(約2100〜3200円)の送料が必要となるので注意が必要です。
なお、Superscreenは2017年4月20日の8時まで出資を募集しています。
Superscreen - Supercharge your phone with a 10.1″ HD display by Transcendent Designs - Kickstarter