“ポスト イ・ボミ”韓国美女ゴルファー2人が日本参戦 決断の理由とは
「韓国ゴルフ界のセクシークィーン」は美脚でファンを魅了
2年連続で賞金女王となったイ・ボミを筆頭に、キム・ハヌル、申ジエら韓国勢の活躍が目立った昨年の女子ゴルフツアー。2017年シーズンは、新たな韓国美人女子プロが日本ツアーに参戦する。
韓国ツアーでも人気を誇るアン・シネとユン・チェヨンだ。昨年12月に行われた日本女子ツアーのファイナルクオリファイングトーナメント(QT)で、アン・シネが45位、ユン・チェヨンが5位となり、今季からの日本参戦の権利を得た。
5位のユン・チェヨンはほぼフル参戦が可能で、45位となったアン・シネは20試合前後の出場となる。すでにシーズン開幕前から話題の2人だが、共通して注目を浴びるのが、その容姿だ。
アン・シネの愛称は「韓国ゴルフ界のセクシークィーン」とあって、ゴルフ場でも私生活でも抜群のプロポーションを惜しげもなく披露する。セクシーなゴルフウェアですらりとした美脚でファンを魅了し、ゴルフ場を出れば、セレブのような身なりでの私生活ぶりをインスタグラムに投稿している。
韓国ツアー通算3勝。2010年に2勝してブレイクするも、その後は勝てない日々が続いたが、15年にはメジャーの韓国女子プロゴルフ選手権を制覇して完全復活。26歳と韓国ではすでにベテラン選手の立場となることもあり、満を持して日本ツアー挑戦を決意したわけだ。
“元祖美女ゴルファー”“フィールドのファッションモデル”の愛称持つ29歳
昨年6月の韓国ツアーのBMW女子選手権で、日本挑戦の理由について聞くと「新しい変化を求めていましたし、それに日本はすごく好きな場所。ゴルフをする環境もいいと聞いていますし、食べ物もすごくおいしいので今からすごく楽しみです」と語っていた。
そんな彼女が昨年12月の日本のファイナルQTを終えた後、驚いたのが取材の数だったという。今月行われた韓国メディアとのインタビューでは「私に対する関心がすごくて、どちらかといえば文化的な衝撃に近いものがありました。日本の新聞やテレビ、インターネット放送やラジオまでが私の前にマイクを向けてきました(笑)」と告白している。韓国では取材慣れしているとはいえ、そんなアン・シネでさえも日本での注目度に驚かざるを得なかった。
そしてもう一人の注目選手、ユン・チェヨンも日本で向けられる熱視線に驚いていた。
彼女もまたアン・シネと同じく、容姿に注目が集まる人気女子プロ。韓国では“元祖美女ゴルファー”や“フィールドのファッションモデル”といった愛称を持ち、8年連続で韓国ツアーの広報モデルに抜擢されるほどだ。
年齢は29歳と韓国ではベテラン選手で、まだ通算1勝しかできていない。それでも、2005年にプロになってからは1度も賞金シードを落としておらず、努力家でスポンサーも離れることはない。プレーも実に安定しており、し烈なシード権争いで知られる韓国ツアーでもまだまだプレーは可能だ。
日本参戦を決めた理由とは…
昨年は日本ツアーのヤマハレディースオープン葛城に主催者推薦で出場し、3位タイと大健闘。その時、現場でユン・チェヨンに日本ツアーの印象について聞いたが、「日本は環境がいいし、ギャラリーのマナーも素晴らしい。チャンスがあれば日本でプレーしてみたい」と話していた。この頃から徐々に日本に気持ちが傾き始めていたのは間違いない。
そんなユン・チェヨンは昨年12月のファイナルQTで5位に入った後、集まってくる取材陣に驚きを隠せなかったことを韓国メディアにこう明かしている。
「あそこまで高い関心を持ってくれているとは知りませんでした。日本の協会にファンレターがたくさんたまっているので、早く持って行ってくださいと言っているそうです」
今季から日本参戦を決意した理由について、昨年6月の韓国ツアーの取材でこう話していた。
「日本行きは正直、迷っていました。でも自分には今、環境の変化が必要だと感じたんです。その理由はもう30歳になれば体力も落ち、結果が出なかったり、若手の勢いに負けてしまったりする傾向があるからです。長くゴルフをしたいと考えた時、日本の環境がいいと思いました。日本ツアーは私よりも年上の選手が優勝争いしている現実を見て、まだまだ自分もできると思ったんです」
韓国ではシード選手とはいえ、日本に来れば新人となるアン・シネとユン・チェヨン。美貌と強さを備えたイ・ボミに続いてブレイクできるか見守りたい。
金 明碰●文 text by Myung-wook Kim