2016年は11得点・5アシスト。オレンジ軍団の快進撃をエースとして支えた家長は川崎に移籍する。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 大宮は1月5日に家長昭博が川崎へ、泉澤仁がG大阪へ移籍すると発表した。
 
 2014年にマジョルカ(スペイン)から加入した家長は、日本トップクラスのテクニックとキープ力、観る者を魅了する創造性で絶対的エースとして君臨した。
 
 泉澤は阪南大在学中の13年に特別指定としてプレーし、14年に加入。切れ味鋭い突破力が武器のドリブラーで、得点もアシストもできる万能アタッカーとして成長を続けていた。
 
 両者は大宮公式サイトで以下のようにコメントしている。
 
家長昭博
「2016シーズンを最後に、大宮アルディージャを退団することになりました。大宮アルディージャでの3年間を思い返すと、チームメート、クラブスタッフ、ファン・サポーターの皆さま、たくさんの方に支えていただき頑張ってこれたんだと、あらためて深く思います。皆さま、本当にありがとうございました。これからも大宮アルディージャの幸運を祈り、応援しています。本当にありがとう」
 
泉澤仁
「まず、ファン・サポーターの皆さまの前で挨拶することができず、文章での報告になってしまったことを申し訳なく思っています。このたび、大宮アルディージャを離れることになりました。大宮ではプロ生活をスタートさせることができ、降格、J2優勝・J1昇格、クラブ史上最高順位など、いろんな経験をさせていただきました。この3年間はかけがえのない時間ですし、ここでサッカーができたことは幸せで、誇りに思っています。
 
 ファン・サポーターの皆さまにはチャントも作っていただき、試合時の声援は本当に力になりました。大宮は、とても思い入れがある大切なクラブです。今回の決断に至るまで大変悩みました。しかし、いろんな選択肢がある中で、新たな地でチャレンジしてみようと決めました。
 
 天皇杯・決勝の舞台に皆さんを連れていけなかったことが心残りではありますが、いつかまた、成長した姿を皆さんに見せられるよう頑張ってきます! 3年間、ありがとうございました」
 
 また、16年に栃木に期限付き移籍していた川田修平は完全移籍に移行。小島幹敏は水戸へ育成型期限付き移籍、川田拳登は群馬へ育成型期限付き移籍となる。