チャンピオンズリーグでレアル・マドリーと対戦するとなれば、楽しみなのはサポーターだけではない。クラブにとっては、“臨時収入”のチャンスだ。ナポリはこの千載一遇の機会を逃さないつもりなのかもしれない。

絶対的なスターであるクリスティアーノ・ロナウドを擁す「銀河系軍団」が「おらがスタジアム」にやって来るとなれば、スタンドは超満員になることが期待される。ホームクラブにとっては、チケット売り上げをアップさせる絶好の機会だ。

決勝トーナメント1回戦でマドリーとの対戦が決まったナポリも、ご多分に漏れず、チケット料金を高めに設定した。3月8日に本拠地サン・パオロにマドリーを迎えるナポリは、27日にチケット料金を発表している。


これによると、最安値のゴール裏スタンドでも50ユーロ(約6200円)となっている。最も高い席は、350ユーロ(約4万3000円)だ。1試合を見るのに最低6000円以上…ジャーナリストからも「貯金箱を壊す音が聞こえる」と皮肉の声が上がっている。


もちろん、それでも「C・ロナウドを見たい」というファンは少なくないはず。イタリアメディアは、売り上げが史上最高額の400万ユーロ(約4億9000万円)超えになるとの見方を伝えている。


ナポリサポーターはクラブの方針を受け入れ、高額チケットを購入してスタジアムに駆けつけるのだろうか。過去3年で2回優勝している王者との対戦だけに、下馬評では不利と予想されているナポリだが…。