今月11日に行われたキリンチャレンジカップ(日本代表×オマーン代表戦)は日本代表が4-0で快勝。15日に迎えるサウジアラビア代表とのW杯アジア最終予選を前に、大迫勇也や清武弘嗣、齋藤学らフレッシュなメンバーが存在感を示した。

13日放送、NHK「サンデースポーツ」では、元日本代表で横浜F・マリノスに所属する中澤佑二がゲスト出演。オマーン戦を総括し、サウジアラビア戦の展望を語った。

まずは上位2国がW杯出場となる中、グループリーグ3位という日本の現状について、「大丈夫です。いけます」と力強く言い放った中澤。「今は苦しいですけど、サウジに勝って次に繋げてくれると思います」と期待を寄せた。

先のオマーン戦は「4-0ということで非常にいい結果だったのかなと。新しく入った選手それぞれがそれぞれの持ち味を出したので非常に内容のあるゲームだったと思う」と振り返り、約1年5カ月ぶりの代表招集となった大迫については「1点目もいいシュートでしたし、2点目もコンビネーションからシュートまで素晴らしい」と絶賛。過去にJリーグで対戦している中澤は「彼は総合力が高いFW。彼は僕の目線から常にいなくなる」などと評した。

また、チームメイトでもある齋藤には「もうちょっとやってほしかった」と厳し目に語る中澤だったが、それも「マリノスの時は左サイドから中に切れ込んでシュートで終わる。この試合に限っていうと、どっちかと言えばチャンスメイクの方に徹していた。個人としてはどんどん中に切れ込んでシュートで終わってほしい。間違いなくスタメンをはれるだけの能力はある」と高く評価してこそ。

15日の試合についても、ここまで全8ゴール中4ゴールがセットプレーというサウジアラビア代表は、PK獲得を狙う仕掛けも多く、中澤は「いやですねぇ。ペナルティエリアの中で積極的にドリブルされるのっていうのはディフェンスとしては非常に嫌」と苦笑い。それでも「思い切って、意外とプレーすると相手のドリブルを止めれたりする。腰が引けたサッカーじゃなく思い切ってアタックにいってほしい。迷ってしまうと一瞬の判断で次にいかれてしまう。自分の判断を信じて粘り強く守ってほしい」などとエールを送った。