6日、日本テレビ「行列のできる法律相談所」では「あの時本当に怖かったSP」と題し、ロンドン五輪女子柔道57キロ級金メダリストで先のリオデジャネイロ五輪でも銅メダルを獲得した松本薫がゲスト出演。今月2日に結婚を発表した松本がプロポーズにまつわる秘話を明かした。

学生時代から8年間交際するも、夫となった男性は高知県で自衛隊に所属していたため、東京−高知の遠距離で愛を育んできたという松本。プロポーズの言葉を訊かれると「恥ずかしい」と言いながらも、「部屋だったんですけど(彼から)“話がある”と。ピンってきてます。婚約指輪ではなく時計をくれて、その時に“俺には薫しかおらんし薫には俺しかおらんから結婚して下さい”って」と明かした。

だが、そのプロポーズはリオ五輪前。人生を懸けた大勝負に臨む松本にとっては結婚で浮かれるわけにもいかず、「オリンピックが控えていたので、その時は本当に申し訳ないんですけど“時期をみまして結婚しましょう”」と返答し、彼もまた「もちろん、その通りです」と答えたという。

そんな松本は、試合の3ヶ月前から“試合モード”に。気持ちを高めていくため、彼にも会わなくなり、自分の部屋の中から女性っぽいアイテムを撤去。お守りで貰ったというこけし4本と日本酒を並べ、「仕留める、仕留める」などと自分に言いきかせるように繰り返し祈るという。

だが、ふと我に返った時、過剰なまでにストイックになっている自分を見て“本当に怖かった”という松本。それでもリオ五輪時に彼がブラジルまで応援にきても尚、“試合モード”になっている彼女は「会ったらダメ。会うことはできない。“来るな”って。“ここはお前の来るところじゃない”」などと試合前に会うことはしなかったという。