インテルのサポーターが6日のセリエA第12節クロトーネ戦を前に、強烈な横断幕を掲げた。『fcinter1908.it』が報じている。

成績不振で1日にフランク・デ・ブール監督を解任し、週末をかけて新監督候補と面談してきたインテル。クラブは6日の試合前に、「48時間以内」に新監督を発表すると明かした。


だが、サポーターは低迷の原因がデ・ブール氏だけだったとは考えていない様子。クロトーネ戦前のスタンドには、「ありがとうフランク。あなたはあなたのせいではないミスの代償を払った」との横断幕が掲げられた。


一方で、ファンはチームやクラブを強烈に非難。「この存在しないクラブより悪いのはピッチに立っているヤツらだけ。108年にわたる歴史の名誉を傷つける条件はそろっているぞ。気をつけろ。状況は厳しくなっているからな」という横断幕で批判した。


さらには、「オレたちをイタリアの笑い者に戻したがっているイギリス人、中国人、インドネシア人がいる」との横断幕も。オーナーの蘇寧グループやエリック・トヒル会長ら、イタリア人以外のクラブ上層部によってインテルが不振にあえいでいると非難した。

ただ、「笑い者に戻したがっている」との自虐的な表現に、一部のライバルサポーターからは「笑い者だという自覚はずっとあったんだ」と皮肉る声も挙がっている。