[OH!バンデス-宮城テレビ]2016年10月18日のバンデス記者のコーナーでは、「みやぎ水産の日」にちなんでサンマをテーマに放送されました。

さんまがおいしい季節(Hajime NAKANOさん撮影、flickrより)

「みやぎ水産の日」とは、宮城県内で獲れる美味しい水産物や、水産加工品を、県内の皆様にもっともっと知ってもらい、食べてもらうために宮城県が制定したものです。

凍らずに冷やす秘訣は

県内でとれる水産物は豊富ですが、今回の放送ではサンマに注目。サンマの水揚げが最盛期を迎える女川町地方卸売市場で、代表の加藤さんにお話を聞いていました。それによると、今年は昨年の倍近くとれている状況で、「漁場が沖合いで脂の乗りもよく、いいサンマが沢山入っています」とのことです。

女川市場は鮮度管理を重視した市場です。船ごとにサンマの見本が並べられ、買い付け人は船単位でサンマを入札。高値をつけた業者が優先的に魚を買い受けます。買い受けたサンマは、漁船から直接トラックにすばやく積み込むことで、鮮度を維持しています。

水揚げから移動時にサンマを冷やすため、井戸水を使った冷海水を用いることで、凍らせずにサンマの鮮度を維持することができます。

宮城で獲れた新鮮なサンマは、三枚おろしにしてから、そのままお刺身に、軽く焼いてたたきに、そして味噌とたたいてなめろうにと、様々な美味しい料理にしていただくことができます。

県内で獲れる美味しい水産物を「食べる」ことで、震災からの復興に一役買うことができればと思います。(ライター:長沢 あきこ)