炊飯器のスイッチを入れるのを忘れたことはありませんか? 忙しい朝なのにうっかり寝坊して、ご飯を炊く時間がないという事態も焦りますよね。


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炊飯器を使う場合は、米を水につける「浸水」に約30分、炊き始めて1時間程度で完成するのが標準でしょうか。それよりも短くご飯を炊く方法を紹介します。

■約15分で炊ける! 電子レンジ時短


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時短の味方といえば、やっぱり電子レンジです。チンするだけで簡単にご飯が炊けます。
1. 3合の米を研いで30分程度浸水する。
2. 耐熱ボウルに米と、水600mlを入れる
3. 500Wで約15分前後、加熱する。


10分程度蒸らせば完成ですが、浸水時間を省くとおいしく炊きあがらないという問題が。そこで浸水にはぬるま湯を使います。これで、15〜20分程度の時間節約ができるのです。ぬるま湯は、次に紹介する方法でも利用できます。

容器は耐熱ボウルでもいいのですが、吹きこぼれて電子レンジが汚れる可能性も。できるだけ目を離さないように注意しなくてはいけないので、緊急時には厳しいかもしれません。

そんなときは、電子レンジ専用の炊飯器や鍋を使うと便利。インターネット通販などをチェックすると、さまざまな商品が見つかります。シリコンスチーマーを使ってもいいかもしれません。

■約5分で炊ける! 圧力なべで時短

研いだ3合の米を圧力なべに入れ、600mlの水を注ぎ、30分ほど浸水します。加熱後、内部の圧力が最大になったら弱火に。弱火にして約5分、あとは蒸らして出来上がりです。


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圧力なべを使うと時短になるだけではなく、ふっくらとおいしく炊き上がる利点があります。

また、炊飯器を使う場合でも、炊飯器の種類によっていろいろな時短方法があります。

■早炊き機能のある炊飯器時短

今、多くの炊飯器には、「早炊きモード」があります。30分もかからずに炊き上げてくれるうえ、浸水の時間を省いてもOK。本当に時間がないときには、それでもいいかもしれません。

ただ、やはり浸水をしていないとおいしく炊きあがりません。また、時間がたつと固くなったりするので、お弁当などには不向き。おいしさにこだわるならば、やはり浸水させたいところです。

■高速炊きの炊飯器を使う

最近では、複数のメーカーから時短炊飯専門の炊飯器が販売されています。浸水時間をとらず、10分程度で炊き上がるという速さが魅力です。

ただし、これらの炊飯器は、既に洗米も浸水もされている「ソフトスチーム米」を使います。通常のお米よりも割高なので、困ったときのお助けアイテムとして、考えておくといいかもしれません。

いざというときに便利な時短炊きですが、実はこれらの方法はいずれも少量炊きに向いています。例えば子どもたちはパンを希望しているけれど、自分と夫はご飯を食べたい朝などにもいいかもしれませんね。
 
 
 
(平野智美)