[OH!バンデス-宮城テレビ]10月14日の宮城解体新書のコーナーでは、閉園から15年経つのに今注目のスポット「化女沼レジャーランド」について放送されました。


宮城県大崎市にある「化女沼レジャーランド」は、1979年、地域を活気づけたいと願い、夢を持った管理者の後藤さんが開園した施設です。全盛期は年間20〜30万人もの入園者がいました。

当時は、遊園地のほかにも1000人収容できる流しそうめん会場や、2000人規模の野外ステージ。ゴルフ場にゲートボール場や宿泊施設も完備されていました。

施設内にはこの地域にとっては大切な伝説である照夜姫を祀っている「化女沼お姫館」もあります。

徐々に入園者が減り2000年に閉園しましたが、OH!バンデスの放送をきかっけに、仙台市の旅行会社が廃墟マニア向けのツアーを企画し販売したところ大人気に!

全国から廃墟マニアが集まり、現在ではツアーの参加者の3分の2は県外からの参加者となっています。

管理人の後藤さんは、化女沼への愛情とこの地に抱いた夢をつなげたいという思いから、閉園後の現在も定期的な清掃や警備員を配置するなどして管理を続けています。

朽ちていく姿と自然のコントラスト、そして禁断の地を探索しているようなドキドキ感。建物が朽ち果ててもレジャーランドに託した夢は受け継がれ、これからもこの地に人は魅せられていくのでしょう。

なお、Jタウンネットの別の記事で紹介していましたが、現在化女沼レジャーランドでは買い手を募集しており、問い合わせも相次いでいるんだそうです。新たな展開も含め、注目したいですね。(ライター:長沢あきこ)